頭皮

薄毛や抜け毛を予防するためにも頭皮の乾燥を防ごう!

薄毛や抜け毛で悩んでいる方も多いでしょう。毎日のように薄毛の具合をチェックし、抜け毛の本数をせっせと数えているという方も多いのではないでしょうか?もちろん、状態を確認することも大切ではありますが、せっかくならもっと根本的な改善を目指していきましょう。
実は、薄毛や抜け毛といったものが頭皮の乾燥から来ていることも多いのです。最近では乾燥対策に力を入れた頭皮ケア商品も多くなっています。ここでは、頭皮を乾燥させてしまう原因やその対策についてご紹介していきたいと思います。

頭皮を乾燥させる原因はこんなにあった!

頭皮を乾燥させる原因というのは、思っている以上に多いものです。一般的に頭皮を含めて皮膚が乾燥するというと、「空気が乾燥しているからでは?」と思う方が多いのではないでしょうか?もちろん、空気の乾燥によって頭皮の乾燥が起こることもあります。
ただ、それだけではありません。実は、日頃の生活習慣によって頭皮の乾燥が起こっているケースも多いのです。注意しておきましょう。以下に頭皮を乾燥させる原因についてご紹介していきたいと思います。

シャンプー

シャンプーをすること自体は悪くないのですが、間違ったシャンプーの仕方をしているとそれによって頭皮の乾燥が引き起こされてしまいます。たとえば、シャンプーを髪や頭皮に直接つけて、そこで泡立てるといったことをしていませんか?これではシャンプーが毛穴に入り込んでしまいますし、必要な皮脂まで落としてしまいます。
また、洗浄力が強すぎるシャンプーを使っているのもNGです。洗浄力の強いシャンプーというのは確かにスッキリして洗い上がりは気持ちいいかもしれません。しかしながら、その分、必要な皮脂まで取り去ってしまうので肌が乾燥してしまうのです。強力な洗顔料を使った後に乾燥して肌がつっぱることがあるでしょうが、それと同じ状態になってしまいます。

年齢

人間は年齢を重ねることによって、いろいろなところが衰えてくるようになります。内臓の機能が低下することもあれば、肌のバリア機能が衰えることもあります。そういった中で頭皮が乾燥してしまうこともあるのです。
実際に年齢を重ねて、乾燥肌になったという方も多いのです。乾燥からかゆみが出て、かきむしってしまい、さらに頭皮環境が悪化してしまうということもあります。フケなども出やすくなります。

飲酒・喫煙

日頃からお酒をよく飲む方、タバコを吸っている方というのは、それだけで頭皮の乾燥が起こりやすくなります。お酒は血行を促進するイメージがあるかもしれませんが、酔いがさめると逆に血管が収縮し、血行が悪くなってしまいます。タバコに関しては血行不良を起こすだけではなく、酸素をムダに消費してしまうことになります。
本来であれば血液に乗って運ばれるべき栄養や酸素が細胞まで届けられなくなってしまうので、頭皮が乾燥してしまうのです。髪にとって頭皮というのは畑のようなものです。頭皮の乾燥は畑がひび割れてしまうようなものと考えていいでしょう。

睡眠不足

寝ている間というのは、日中に受けたダメージをリカバリーするものです。頭皮が受けた日中のダメージを寝ている間に修復していくのです。そして、翌朝にいい状態でまた1日を過ごせるようになるのです。
しかしながら、睡眠不足になると十分なリカバリーができなくなってしまいます。ダメージを受けっぱなしになってしまうわけです。皮脂分泌も不十分になり、頭皮が乾燥してしまうのです。

紫外線

紫外線というと顔の日焼けや体の日焼けを気にしがちなのですが、実は頭皮も確実に紫外線によるダメージを受けているものです。過去に頭皮が日焼けして、皮がベロンと剥けてしまったことのある方もいるのではないでしょうか?頭皮が思っている以上に紫外線のダメージを受けやすいものです。
というのも、頭というのは体の中で太陽に一番近いのです。帽子などをかぶらないのであれば、それこそ紫外線をダイレクトに受けることになります。地肌が多く露出している方であればあるほど、紫外線によるダメージを受けやすいといえるでしょう。

栄養不足

食生活が乱れて、肌の調子が悪いという経験は誰にでもあるでしょう。実は、これと同じことが頭皮でも起こります。特に、ビタミン類やミネラル類が不足すると頭皮が乾燥しやすくなります。
今の時代は食べるものには困らないものの、栄養面では不足しやすい傾向にあります。食というのは人間の基本ですので、ここが乱れていればやはり頭皮を含めて心身にいろいろな影響が出てくるようになります。

頭皮ケアの基本は正しいシャンプー!

頭皮の乾燥がさまざまな原因で起こることについては、おわかりいただけたかと思います。それぞれの原因にアプローチしていくことはもちろんなのですが、頭皮ケアの基本となってくるのはやはりシャンプーです。しかしながら、間違ったシャンプーの仕方を正しいものを思い込んでいる方がとても多いのです。
正しいシャンプーの仕方を知り、それを実践していくだけでも頭皮の状態というのは違ってくるかと思います。では、正しいシャンプーの仕方というのはどのようなものなのでしょうか?

正しいシャンプーの仕方

正しいシャンプーの仕方ということなのですが、まずは優しく丁寧にブラッシングをします。これによって髪や頭皮の汚れをざっと落とすことができます。ブラッシング後には、お湯のみで予洗いをおこないます。
予洗いを終えたら、シャンプーを手で泡立てて、泡立てたもので頭皮を洗っていきます。予洗いのときも同じですが、爪を立てずに指の腹で丁寧に優しく洗っていきます。洗い終わったら、すすぎ残しがないようにしっかりとすすぎます。
すすぎ終わったら、タオルで髪を押さえるように水気を切ります。その後、冷風と微温風を使い分けて、しっかりと乾かします。頭皮を乾かすことが大切なので、毛先が少し湿っている分には問題ありません。

洗うときの温度にも注意!

湯船につかるにしてもシャワーを浴びるにしても、熱いお湯が好きという方も多いのではないでしょうか?しかしながら、熱いお湯でシャンプーをしてしまうと正しいシャンプーの仕方を実践していても、頭皮の乾燥を招いてしまいます。というのも、熱いお湯で必要な皮脂まで一緒に流れてしまうのです。
だからこそ、温度にも気を付けましょう。理想的な温度としては、38度ほどです。ちょっとぬるいくらいでちょうどいいのです。
また、シャンプーのときにシャワーを使う方も多いでしょうが、シャワーの勢いも控えめにしておきましょう。強すぎるとシャワーの勢いで必要な皮脂が落ちてしまいます。

ドライヤーの温度と距離にも注意!

シャンプー後にドライヤーで乾かすところまでが正しいシャンプーの仕方としてセットになっているのですが、ドライヤーの温度や距離にも注意が必要です。ドライヤーは基本的に冷風と微温風を使い分けながら、使っていきます。距離は20cm以上は離すようにしましょう。
そして、ドライヤーはできるだけ短時間で終わらせるようにしましょう。ドライヤーの前にタオルで髪の水気を切っておくのは、ドライヤーの時間を短縮させるためでもあるのです。毛先が少し湿っている分には問題ありませんが、頭皮はしっかりと乾かしておきましょう。

頭皮の乾燥がひどい場合にはオイルや化粧水で保湿を!

頭皮ケアの基本となるシャンプーなのですが、頭皮の乾燥がひどい場合には正しいシャンプーをするだけでは間に合わないかもしれません。それにひどい乾燥からフケなどが出るようであれば、困ることも多いでしょう。そういうときには、オイルや化粧水で保湿をおこなっておきましょう。
顔や体用のものでも頭皮に使える場合がありますが、やはり頭皮専用のものが安心です。自分に合ったもの、刺激の少ないものを選ぶようにしましょう。
塗りっぱなしでいいものと洗い流しが必要なものもありますので、そのあたりも気を付けておきましょう。たとえば、オレンジシャンプーで有名なエスコスではオイルも取り扱っています。ただ、基本的に頭皮に使う場合にはマッサージするように塗って、数分おいてからシャンプーしなければいけません。

生活習慣の改善も忘れないように!

頭皮の乾燥を防ぐためには頭皮ケアの基本であるシャンプーを正しく実践していくことも大切です。オイルや化粧水での保湿も効果的でしょう。しかしながら、それだけではなく生活習慣の改善も合わせておこなっていきましょう。
結局のところ、健康的な生活習慣が頭皮の乾燥を遠ざけてくれるのです。栄養バランスのとれた食事、十分で質のいい睡眠、禁酒や禁煙、紫外線のカット、室内の湿度の調整なども合わせておこなっていきましょう。何をやっても頭皮の乾燥も改善しないし、抜け毛も薄毛も改善しないということであれば、医療機関で診察してもらうのもひとつです。

まとめ

最近では頭皮の乾燥対策を意識した頭皮ケアの商品というのも多くなっています。それだけ頭皮の乾燥で悩んでいる方が多いということなのでしょう。頭皮の乾燥というと大したことではないと思っている方もいるかもしれませんが、実際には頭皮の乾燥から薄毛や抜け毛が進行することもあるのです。頭皮の乾燥の原因を知り、しっかりと対策をおこなっていきたいものです。