薄毛対策

自分でチェック!AGAのセルフチェックリスト

「薄毛=男性」のイメージがありますが、実は女性でも薄毛になることはあります。女性だからといって女性ホルモンしかないというわけではなく、男性ホルモンも存在しています。女性でもこの男性ホルモン(AGA)の影響を受けてしまうことがあるため、女性も男性と同じように男性型脱毛症などを発症させてしまうのです。

AGAセルフチェックをする必要性

自分の薄毛が年齢によるものなのか、それともほかに原因があっての薄毛なのか知っておくことはとても大切です。でなければ、どうやって改善をしたらいいのか、ベストな改善方法を取り入れることができないからです。AGAとはいうものの、女性の場合FAGAというのが一般的ですが、ここではわかりやすくAGAで説明をしていきます。
AGAというのは、セルフチェックすることで早期発見につながることもあります。AGAの場合、早くケアをすればするほど改善できると言われています。放置しておいたところで良くなることがないのも事実ですから、最近髪の毛が薄くなってきた、髪の毛にハリやコシがなくなってきた、部分的に髪の毛がない部分があるなど、ちょっとでも気になるところがある場合は、AGAのセルフチェックをしてみましょう。仮にセルフチェックでAGAの可能性が高くなってしまったとしても、悲観することはありません。逆にセルフチェックでわかったからこそ、AGAを改善するべく行動に移すことができます。一般的には専用の治療約を用いて治療を行っていきますが、その治療方法は個々によって判断が変わってきますので、まずはAGAに自分が当てはまっているかどうかをチェックするのが先だといえます。

AGAには前兆がある!?

男性とは異なるものの、女性でも脱毛してしまうことがあります。男性ホルモンが変性してしまったことで毛母細胞に侵入し起こるのがAGAなのですが、女性の体の中にも男性ホルモンがある限り、誰がなってもおかしくはありません。男性のAGAの場合、頭頂部と髪の生え際など局所的に薄くなってしまったり脱毛してしまうのに対して、女性の場合は髪の毛がなくなるというよりも細くなって弱々しくなってしまうことで全体的に頭髪が薄くなってしまいます。残念ながら、男性も女性もAGAは進行してしまいます。
AGAの前兆として挙げられるのは、頭頂部や前頭部が比較的薄くなりやすいということ、また以前よりも髪の毛が細く柔らかくねこっ毛のようになってきたなどといった症状がみられるとAGAの可能性を捨てきれなくなります。また、女性はさらに同年代の女性と髪の毛を比べてみて、髪の毛の量が少なくなっていたり、ハリやコシがなくなっていると、AGAが起こっているかもしれません。もちろんこれらの症状が見られるからといって必ずしもAGAだとは限りません。ストレスや食事の乱れ、運動不足、ホルモンのバランスの乱れなどによって髪の毛の状態は変わってくるからです。徐々に進行していくAGAなので、はっと気づいたら薄くなっていたなんてことも少なくありません。

さっそくできる!セルフチェックリスト

自分がAGAなのかどうか、この薄毛は何が原因なのか知りたい方も多いのではないでしょうか。まず、髪の毛のコシやハリがなくなってきた、ストレスが溜まっていることがわかっている、背中が丸まっていると言われることが多い、お肉中心で野菜をあまり食べる機会がない、喫煙している、睡眠時間が短いことが多い、自分にあったシャンプーを使っていない、髪の毛全体に毎日コンディショナーを使っている、ふけがでる、頭皮のかゆみを感じることがある、上記の中で5つ以上当てはまるものがあると、残念ながらAGAの可能性が高いと言えます。

AGA検査キットってなに?

AGAは女性にも起こりうることから、男性のものはもちろん、女性専用のAGAの検査キットも登場していることを知っていますか?今すでに薄毛が気になる方はもちろん、母親や親族で薄毛の人が多く、遺伝する可能性が高いという方、AGAでなくとも薄毛や抜け毛に関して何かしら悩みがあると言う方にオススメの検査キットです。早い段階遺伝的な要素を知ることができるため、正しい方法でケアや対処することができます。
女性は男性に比べると女性ホルモンのおかげで薄毛を発症しにくい体質です。しかしながら、遺伝的な要因があることで男性ホルモンの割合が高くなり、薄毛のリスクが高まってしまうことが多いため、この検査キットでは男性ホルモンであるアンドロゲンを受けやすい体質なのかどうかを遺伝子レベルで分析することができます。男性の薄毛もそうですが、遺伝が多いという特徴があります。もちろんほかにも生活習慣なども影響を与えているのは事実ですが、なぜ自分が薄毛になってしまっているのかはしっかりと検査なり調べてみないことにはわからないのが現状です。仮に検査キットを使ってAGAの可能性が低いと判断できたとしても、今の生活を継続していたら薄毛が助長されてしまうのは言うまでもありません。日本人の薄毛に悩める方を対象として作られているので、気になる方はこの機会に使ってみましょう。

AGA遺伝子検査は専門の病院で受けられる?

検査キット以外にも、実は専門の病院でAGAかどうかをチェックすることができます。専門の病院といっても、ほとんどは皮膚科で受けられますので心配することはありません。皮膚科では脱毛症の治療を行っているため、治療自体は皮膚科でも可能です。しかしながら、脱毛専門外来やAGA専門外来、AGAを専門として扱っているクリニックなどに足を運んだ方が確実に状況をチェックすることができますので、できれば専門の病院に行かれることをオススメします。
病院によって異なるところはありますが、まず治療を行う前にカウンセリングを行います。治療の内容や注意事項、さらに治療費の説明や相談などをカウンセリングで行います。その後医師による診断が行われますが、頭髪や頭皮の状態はもちろん、身体全体の健康状態についてもチェックしていきます。
経過をみていくために頭部の写真撮影が行われることもあるでしょう。血液検査を行い、薬の投与で影響が出てしまわないかどうかを調べ、問題ないと判断された上で、自身に合った薬が処方されます。最近は女性でも薄毛に悩む方が増えてきていますので、市販の育毛剤などを使っても効果が現れないという方は一度足を運んでみるといいでしょう。
残念ながら専門の病院が自宅の近くにないという方もきっと多いはずです。薄毛の治療というのは長い時間かかることも少なくありません。治療をするために何度も足を運ぶようになるとそれだけで費用がかかってしまうこともあります。髪の毛というのは目につきやすい部分でもありますから、早く何とかしたいという方も多いのではないでしょうか。ですが、薄毛の治療は時間をかけて行っていくことがほとんどです。ムリのない治療を選ぶということも忘れてはいけません。

自宅で簡単にできて検査機関に送るキットもある!

専門病院が近くにない、皮膚科にいくのに抵抗があると言う方にオススメなのがAGA専用の検査キットです。ネットで購入することができます。郵送で届けられた検査キットの検査申込書に必要事項を記入します。AGAの検査キットに同封されている綿棒を口の中に入れて、内側の頬に綿棒を強く押しつけてから20回ほどこすりつけます。これは頬の内側の細胞を採取するためです。細胞が採取できたところで採取した綿棒を乾燥させてから専用のケースに入れてしっかりとキャップをします。検査自体はこれで完了です。必要事項を記入した検査申込書に、採取した細胞がついている綿棒を検査機関へ返送します。
検査結果については、だいたい2~3週間ほどで送られてきます。AGAであるかどうかのほかにも、食生活や生活習慣で改善できること、髪の毛の洗い方などアドバイスが書かれている用紙が一緒に送られてきますので目を通すといいでしょう。検査キットでは、将来AGAを発症させる可能性が高いかどうかをチェックすることができるものであり、今現在発症しているかどうかをチェックするものではありませんので、その点については注意をしておくといいでしょう。もっと詳しく正確に判断したいというのであれば、AGAの専門病院で診察してもらう必要が出てきますが、検査キットでも十分に可能性という点では知ることができますので、利用してみる価値は十分にあると言えます。

検査結果を見て愕然…そんな時には医師に相談

AGAの検査キットを使って自分が将来AGAになる可能性が高いと判断された場合、やはりそうは思っていたとしても悲しいですし、検査結果をみて愕然としてしまうこともあるかもしれません。確かにうれしい判断ではありませんが、自分の薄毛の原因がわかったということは、治療ができるということでもあります。AGAは早期発見、治療を行っていくことでかなり改善されるケースもあります。ただ、検査キットを使っただけでは治療をすることはできませんので、そういう時は皮膚科の医師に相談をしましょう。
検査キットを使ってみてAGAになる可能性が高いと診断された旨を伝えることで、医師がさらに深く診察をしてくれます。自身にあった治療方法や薬の処方を行ってくれますから検査結果がうれしいものではなかったからといって、何も悲観することはないのです。時間はかかっても治療をしていくことで、改善していくことも多いからです。治療の方法が自分にあっていれば、治療の効果を実感することもできます。治療までの時間が長くなってしまえばしまうほど、AGAというのは治療に時間がかかると言われています。少しでも髪の毛の不安や悩みがあり、同年代の女性と比べて違うのではないかと感じるような時はぜひ、検査キットを使うなり皮膚科や専門病院を訪れるなどして一歩踏み出すことが大切です。

治療方法は?副作用も心配…

男性の薄毛治療は豊富ですが、女性のAGAの場合、プロペシアなどを使って治療が行えません。ですので、ミノキシジルを使って血行を促進し発毛を促していく治療が用いられるのが一般的です。ムリなダイエットをしている場合は中止ですし、サプリメントなどを摂取している場合も医師によっては飲まないように促されるか、オススメされるサプリメントを飲むことになることもあります。
男性とは違って女性のAGAは治療がしやすいという特徴があります。ただ、ミノキシジルについても、すべての方が安全に使用できるというわけではありません。はじめのうちは副作用がなかったとしても、継続して使っていくことで副作用が現れることもあります。お肌に合わないためにかゆみや湿疹が出てしまったりする場合は、いったん治療をやめて様子をみるか、別の治療薬を使って治療を行っていきます。人によって現れる副作用はいろいろで、うつ症状が出てしまう方もいます。体がむくんだり、場合によっては肝機能障害を起こしてしまうこともあるようです。
ただ、治療における副作用が現れるのはほんのごくわずか、とても稀な話なのであまり心配することはありません。その時の体調によっても変わってきます。治療に用いられる薬によって現れる副作用も違ってきます。上記にあげたもののほかにも、血圧が下がる、多毛症になる、動機や息切れ、肌荒れやニキビができることもあります。治療をし始めたことによって、今までとは違う症状がみられたりした場合は、医師にすぐに相談をするようにしましょう。早く治したいからといって我慢をすることは禁物です。

AGAに悩む人はいっぱいいる

薄毛に悩む方が年々増えています。ですので、治療方法も増えてきていますし、男性に比べると女性の薄毛は治療しやすいので、気になった時が吉日です、一歩踏み出しましょう。もちろん男性も早く行動するにこしたことはありません。髪の毛の悩みというのは、一人で解決することが難しいのも事実です。同じAGAだったとしても治療方法は人それぞれ変わってきます。自分で勝手な判断をせずぜひセルフチェックをしたり、医師の診断を仰ぎましょう。