ミノキシジル

知っておこう!ミノキシジルタブレットの飲み方

サプリメントを飲む男性


ミノキシジルタブレットというのは、薄毛で悩んでいる男性にとってまさに救世主のような存在です。まさにこれからミノキシジルタブレットに手を出そうとしている方も多いのではないでしょうか?ただ、その前にミノキシジルタブレットの飲み方についてきちんと理解をしておきましょう。
ミノキシジルタブレットは、クリニックでも処方される薬です。しかしながら、その服用にあたっては結構いろいろな制限があるのです。そういったものをクリアしながら服用しなければいけないということを覚悟しておきましょう。

こんな人はミノキシジルタブレットを服用したらいけない!

ミノキシジルタブレットというのは、誰でも服用できる薬ではありません。特に、ミノキシジルタブレットというのはもともと高血圧の方が血圧を下げるために飲んでいたものです。血管を拡張し、血行を促進するからこそ服用したらいけない方も出てきます。
たとえば、低血圧の方、循環器系に問題を抱えている方、人工透析を抱えている方、未成年の方、他の育毛剤を使ったことのない方といったところが挙げられます。もちろん、女性も服用してはいけません。言ってしまえば、ミノキシジルタブレットというのは他の育毛剤を試してダメだった健康な成人男性が服用を検討すべきものなのです。

知っておきたいミノキシジルタブレットの正しい服用方法!

ミノキシジルタブレットの飲み方を知る前に、そもそもミノキシジルタブレットは高血圧の方が飲む薬であるということを忘れてはいけません。言ってしまえば、本来であれば高血圧の方が飲む薬を薄毛治療のために使うということなのです。つまり、ミノキシジルタブレットで薄毛の改善を目指していくのであれば自己責任になります。
自己責任になるからこそ、ミノキシジルタブレットの飲み方というものをしっかりと把握しておかなければいけないのです。では、さっそくミノキシジルタブレットの正しい服用方法についてお話ししていきたいと思います。

服用する量は?

基本的にミノキシジルタブレットというのは、高血圧の方が血圧を下げるための薬になります。そのため、薄毛改善のための服用方法については記載されていませんし、薄毛改善のためにどれだけの量を服用すればいいのかも書かれていません。服用する量というのも、自分で管理しなければいけないのです。
ミノキシジルタブレットの錠剤には、2.5mg、5mg、10mgという3つのタイプがあります。発毛効果を狙ってミノキシジルタブレットを服用するのであれば、1日あたり2.5mgから10mgほどが目安になってきます。ただ、いきなり10mgで始めるのはリスクが大きいので、一番少ない2.5mgからスタートするようにしましょう。

服用するタイミングは?

服用するタイミングは特に決まっていないのですが、効果を実感するためには成分が体の中にとどまっている状態をできるだけキープしたいところです。基本的には毎日同じ時間に服用するようにしましょう。1日1回なら夜だけ、1日2回なら朝晩で飲むようにするといいでしょう。
先でもお話ししましたが、最初は一番少ない2.5mgから服用するようにしておきましょう。ピルカッターなどを使ってもいいかと思います。基本的には自分の体調を見ながら、量を調節していきましょう。

ミノキシジルタブレットには一緒に飲んだほうがいい薬がある!?

一般的に薬の併用というのは、危険だと思われがちです。しかしながら、場合によっては薬を併用しないほうが危険ということもあります。ミノキシジルタブレットにおいても、併用したほうがいい薬があるのです。
ミノキシジルタブレットと併用したほうがいい薬というのは、基本的にミノキシジルタブレットの副作用を予防、軽減するためのものです。実際に、製薬会社の説明書にも記載されていることですので、副作用のことも考えて薬の併用をしていきましょう。

利尿剤

ミノキシジルタブレットというのは、もともと血圧を下げるための薬です。血管拡張効果がありますので、それによって体内に水分や塩分がとどまりやすくなります。その結果、むくみが起こったり、血圧が下がり過ぎてしまったりすることもあります。
これらを防ぐために、水分や塩分を適切に排出していく利尿剤が必要になってくるのです。実際に、利尿剤の併用は推奨されています。もちろん、利尿剤の使い過ぎも怖いのですが、適切に使うことができれば問題はありません。

交感神経β受容体遮断薬

交感神経β受容体遮断薬というと難しい感じがしますが、「βブロッカー」とも呼ばれている薬です。主に、心臓の病気や頻脈の治療に使われています。心臓への負担を減らす薬とも言えるでしょう。
ミノキシジルタブレットの副作用として、動悸や息切れといったものが挙げられます。この副作用によって心臓に負担がかかってしまいますので、それを防ぐために交感神経β受容体遮断薬の併用が必要なのです。

進行した男性型脱毛症へのアプローチとしてはプロペシアとの併用も

先では副作用を予防し、軽減するために併用すべき薬についてお話ししました。しかしながら、進行した男性型脱毛症へのアプローチとして考えるのであれば、プロペシアとの併用も必要でしょう。実際に、クリニックではミノキシジルタブレットとプロペシアの処方というのはよくあることです。
プロペシアは、男性型脱毛症の進行を食い止めます。一方で、ミノキシジルタブレットでは発毛効果が期待できます。このふたつのアプローチであれば、進行した男性型脱毛症でも効果を実感しやすいのです。

絶対にダメ!ミノキシジルタブレットと一緒に飲んではいけないもの

先ではミノキシジルタブレットと併用したほうがいい薬についてお話ししたのですが、逆にミノキシジルタブレットと一緒に飲んではいけないものもあります。たとえば、血圧の薬です。病院で血圧に関する薬を処方してもらっているという方は、絶対にミノキシジルタブレットと併用しないようにしましょう。血圧のコントロールがうまくできなくなってしまう可能性があります。
また、ドラッグストアなどで購入できる市販薬にも要注意です。イブプロフェンの配合されているバファリンやイブといった鎮痛薬、非ステロイド性抗炎症薬であるロキソニンSといった鎮痛薬、ヒスタミンH2受容体拮抗薬であるガスター10といった胃腸薬、バイアグラなどのED治療薬、スマトリプタンの配合されているイミグランといった頭痛薬にも注意が必要なのです。薬を購入するときや処方してもらうときには、ミノキシジルタブレットを服用していることを薬剤師やお医者さんに伝えるようにしましょう。

お酒もダメ!

お酒


ミノキシジルタブレットに限ったことではないのですが、基本的に薬はお酒との併用もいけません。特に、ミノキシジルタブレットはお酒との相性が悪いといえるでしょう。
というのも、お酒にも血管拡張作用があります。ミノキシジルタブレットにも同じく血管拡張効果がありますので、これによって血圧が下がり過ぎてしまうのです。できることなら禁酒が望ましいのですが、最低でもミノキシジルタブレットを服用する前後にはお酒を飲まないようにしておきましょう。

ミノキシジルタブレットの服用は少ない量から!

ミノキシジルタブレットの発毛効果を期待して、ミノキシジルタブレットの服用を希望する方はかなり多いものです。しかしながら、その一方で詳しい飲み方まで把握した上で希望していう方はそう多くありません。ミノキシジルタブレットに限らず、飲み方を知らないまま服用することはとても怖いことです。
特に、ミノキシジルタブレットはその飲み方にさまざまな制限があります。自己責任で服用するからこそ、その副作用のことも考えて安全な選択をしていかなければいけません。ミノキシジルタブレットを服用するのであれば、少ない量から始めるようにしましょう。
男性にとって髪の問題というのは、重大なものです。しかしながら、健康の問題はそれ以上に重大です。きちんと健康も意識しながら、健康を損ねない選択をしていきたいものです。

まとめ

ミノキシジルタブレットに興味を持っている方は多いものの、その飲み方まできちんと理解している方は少ないものです。いろいろな制限のあるミノキシジルタブレットだからこそ、飲み方を理解した上で服用を検討していきましょう。健康を損ねないように気を付けていきたいものです。