AGAとしてよく知られている男性型脱毛症ですが、男性型脱毛症にはきちんと治療薬というものが開発されています。それが今回ご紹介するプロペシアという薬です。男性型脱毛症における数少ない治療薬です。
ただ、薬だからこそその効果や副作用についてしっかりと理解した上で利用を検討していきたいものです。ここでは、プロペシアの効果をメインにご紹介していきたいと思います。
そもそもプロペシアの効果って？
まずは、プロペシアの効果についてお話ししていきましょう。ちなみに、プロペシアが発売されたのは2005年の12月です。もう10年以上も前から発売されている経口薬です。
プロペシアでは、男性型脱毛症の原因とされているジヒドロテストステロンという男性ホルモンの生成を抑えることによって、脱毛や薄毛を予防する効果が期待できます。ジヒドロテストステロンは、5α-リダクターゼという酵素が血液中のテストステロンと結合することによって作られます。プロペシアにはフィナステリドという成分が含まれており、このフィナステリドが5α-リダクターゼを阻害してくれるのです。
プロペシアの効果が出るまでの期間
プロペシアを服用する上で気になるのが、やはりその効果が出るまでの期間です。当然、薄毛で悩んでいる男性が服用することになりますので、できることなら早い段階でその効果を実感したいというのが本音でしょう。ただ、プロペシアの効果が出るまでの期間というのは人それぞれです。
というのも、それぞれで生活習慣も異なりますし、薄毛の進行具合も違ってきます。薄毛で悩んでいる男性が全員同じ条件でプロペシアを服用するわけではないので、効果を実感できるまでの期間も違って当たり前なのです。ただ、一般的には6ヶ月以降で効果が出ると言われています。
もちろん、早い方では数ヶ月で効果を実感できることもあるでしょうし、遅い方では1年以上かかることもあるかもしれません。本人の生活習慣によっても左右されるので、早くに効果を実感したいのであればプロペシアの服用と同時に生活習慣も改めていきましょう。
プロペシアはこんな人にオススメ！
プロペシアというのは、薄毛で悩んでいる男性であれば誰にでもオススメできるわけではありません。まず、プロペシアをオススメできるのは、AGAとして知られる男性型脱毛症の方です。そもそも男性型脱毛症なのかどうかわからないという方は、そこから明確にしていかなければいけません。プロペシアは男性型脱毛症の治療薬になりますので、男性型脱毛症であれば効果が期待できます。
また、プロペシアの服用が適しているという意味では、20歳以上50歳以下の男性にもオススメです。もちろん、男性型脱毛症であることが前提になります。プロペシアは、日本国内では20歳以上の方のために研究＆開発された薬になります。臨床研究も20歳以上50歳以下の男性を対象におこなわれています。
知っておきたいプロペシアの副作用
プロペシアは、薬です。薬である以上は、どのようなものであってもやはり副作用のリスクがあります。プロペシアの服用を考えているのであれば、やはりプロペシアにどのような副作用があるのかを理解しておくべきです。
プロペシアで考えられる副作用としては、次のようなものが挙げられます。
- 肝機能障害
- 乳がん
- 性的な問題
- アレルギー症状
- うつ
- ポストフィナステリド症候群
また、プロペシアの副作用で前立腺がんを見逃してしまうリスクもあります。人によっては恐怖感を抱くかもしれませんが、副作用が起こる確率自体はそう高くはありません。
気を付けて！プロペシア服用にあたっての注意点
プロペシアを服用するにあたっては、いくつかの注意点があります。まず、自分の薄毛が男性型脱毛症であるかどうかわかっていない場合には、プロペシアを服用しないということです。先でもお話ししましたが、プロペシアはあくまでも男性型脱毛症のための治療薬です。男性型脱毛症以外の方がプロペシアを服用するメリットはありません。
また、プロペシアは薬です。薬というのは、やはり肝臓に負担をかけてしまいます。副作用のところでも肝機能障害についてお話ししましたが、もともと肝臓が悪い方というのは事前にお医者さんにしっかりと相談をしておきましょう。
まとめ
AGAとして知られる男性型脱毛症の治療薬であるプロペシアなのですが、その効果や副作用などを理解した上で服用を検討するようにしましょう。あくまでも男性型脱毛症の治療薬であるということを忘れないようにしておきたいものです。男性型脱毛症の方にとっては有効な選択肢のひとつになります。
