フケ

ストレスは抜け毛だけではなくフケをも引き起こす!?

「ストレスは万病のもと」とも言われており、抜け毛などを引き起こすことでもよく知られています。実際に、ストレスから抜け毛が増えたという方も多いのではないでしょうか?しかしながら、ストレスが引き起こすのは抜け毛だけではありません。
というのも、ストレスはフケをも引き起こしてしまうのです。「最近フケが出るようになった・・・」という方であれば、そのフケはストレスから来ているのかもしれません。ここでは、フケについていろいろとお話ししていきたいと思います。

知ってた?ストレスとフケの関係

ストレスは抜け毛だけではなく、フケをも引き起こします。というのも、ストレスを受けると人間の体の免疫力が低下してしまいます。当然、頭皮も弱くなってしまいますので、これまでに平気だった菌やダメージに対しても反応してしまうようになるのです。
また、ストレスというのは、心身を緊張させます。緊張するとぐっと力が入り、筋肉がかたくなります。これによって血流が悪化してしまうのですが、その影響を頭皮も受けるようになります。もともと体の末端である頭皮は血流が悪化しやすい部位でもあります。
頭皮に必要な栄養や酸素は血液に乗って運ばれてきますので、血流が悪化することによって必要な栄養や酸素を取ることができなくなります。その結果、頭皮環境が悪化し、フケも出やすくなるのです。

フケの種類はふたつ!

実は、フケにも種類があります。フケの種類は「乾性フケ」と「脂性フケ」のふたつになります。名前の通りのフケなのですが、それぞれについて簡単に説明しておきましょう。
乾性フケというのは、乾燥によって起こるフケです。髪をかき上げたときにハラハラと落ちてくるようなフケや肩のところに積もっているフケがこの乾性フケに分類されることになります。
脂性フケというのは、皮脂の過剰分泌によって起こるフケです。ベタベタとしているので、髪にまとわりつくような、絡み付くような感じになります。頭皮が炎症を起こしてかゆみなどを感じるケースも多いようです。

ストレスが原因でフケが出る場合のメカニズム

ストレスが原因でフケが出る場合のメカニズムについても知っておきましょう。ストレスを受けるとホルモンバランスが乱れるという話を見聞きしたことのある方も多いのではないでしょうか?実際に、ストレスはホルモンバランスにも大きな影響を与えます。
ストレスによってホルモンバランスが乱れると、男性ホルモンが活発になります。男性ホルモンというのは皮脂の分泌に関わっているホルモンになりますので、皮脂が過剰に分泌されてしまうのです。これによって頭皮の菌のバランスが崩れてしまいます。
頭皮の菌のバランスが崩れると、当然、頭皮環境も悪化します。炎症などを起こしやすくなりますし、それがフケにつながってくるのです。皮脂が過剰分泌された結果でのフケになりますので、ストレスによって起こるフケは脂性フケであることが多くなります。

乾燥からの皮脂の過剰分泌となるケースも

ストレスがホルモンバランスを乱し、男性ホルモンが活発になることによって皮脂が過剰分泌されるという話をしました。ただ、実は皮脂の過剰分泌が乾燥から来る場合もあります。どういうことかというと、ストレスによって頭皮環境が悪化し、頭皮が乾燥してしまうこともあります。
頭皮が乾燥すると、乾燥から頭皮を守ろうとして皮脂を分泌するようになります。乾燥がひどければひどいほど、より多くの皮脂を分泌するようになりますので、乾燥しているからこそ皮脂でベタベタになってしまうということもあるのです。皮脂の過剰分泌と乾燥というのは、表裏一体といってもいいでしょう。

シャンプーが原因でフケが出る場合のメカニズム

フケというのは何もストレスだけで出るものではありません。実は毎日使っているシャンプーが原因でフケが出ることもあるのです。実際に、合わないシャンプーを使うようになってからフケが出るようになったという方も少なくありません。
シャンプーが自分に合っているものであっても、シャンプーのし過ぎで皮脂が落ちてしまえば乾燥からの乾性フケが出ることもあるでしょうし、乾燥から皮脂が過剰に分泌されるようになり脂性フケが出ることもあるでしょう。逆に、シャンプーで汚れを落としきれないままになれば、脂性フケが出ることになるかと思います。

まとめ

ストレスは抜け毛だけではなく、フケをも発生させてしまいます。ただ、フケというのはストレスだけで起こるものではありません。シャンプーなどによってもフケは起こってくるものですので、注意しておきましょう。