生え際の薄毛、いわゆるm字はげが気になっていませんか?どんどん進行している気がして、なんとかしたいけど改善方法がわからない方も多いのではないでしょうか?m字はげの原因から効果的な改善方法まで大解説します。
- そもそもm字はげってどんな状態のこと?
- どうしてm字はげになるのか
- m字はげは改善できるの?
- m字はげの改善方法
- 手軽さが魅力!育毛剤を使う
- 育毛より毛を生やしたい。発毛剤を使う
- 毎日のマッサージでm字はげを改善
- 正しい方法で育毛シャンプーを使う
- 生活習慣を見直してm字はげを改善
- クリニックで本格的に治療する
- 男性だけじゃない、女性もm字はげになる!
- m字はげは改善できる!自分にあった改善方法を試そう
- こんな理由が考えられる!?M字ハゲになってしまう原因を知っておこう
- こんな症状が現れたら要注意!初期の症状について知っておこう
- こんなことをしたら逆効果!M字にハゲるのを防ぎたいなら
- 今すぐできる!M字ハゲの改善方法が知りたい
- 早め早めの対策が薄毛防止には効果的!
そもそもm字はげってどんな状態のこと?
m字はげかも!と心配していても、実はおでこがもともと広かっただけ、ということもあるかもしれません。どんな場合がm字はげと呼ばれる症状なのかチェックしていきましょう。
自分はm字はげ?チェックしてみよう
m字はげとは剃り込み部分が後退して前から見るとm字のように見える薄毛の状態をいいます。自分もm字はげかも?と気になる方は、おでこと髪の毛の生え際を確認してみましょう。
目を大きく開くとおでこにシワができますね。このシワの一番上までがおでこと考え、シワがない部分には髪の毛が生えていますか?本来でしたら、一番上のシワより上が生え際になるはずですから、剃り込みのその部分に髪の毛が生えていないということは、m字はげの可能性があります。絶対的な定義はありませんが、指2本分くらい生えていない場合はm字はげと考えてよさそうです。
m字はげ以外の薄毛タイプ
日本人にはm字はげが多いとも言われていますが、m字はげ以外にも薄毛の種類があります。頭のてっぺん、頭頂部が薄くなるのはo字型、おでこの生え際が全体的に後退するのがu字型と呼ばれています。3つの薄毛タイプだけでなく、m字型とo字型の複合タイプ、o字型とu字型の複合タイプなども存在します。
どうしてm字はげになるのか
m字はげの対策を知る前に、原因を確認しておきましょう。大きく4つの原因が考えられます。
AGA(男性型脱毛症)によるもの
m字はげの原因として多いと言われているのがAGA(男性型脱毛症)によるものです。AGAは男性ホルモンの影響で起こります。男性ホルモンに含まれるテストステロンがジヒドロテストステロンに変化し、髪の毛を作る細胞にあるアンドロゲンレセプター(受容体)に結合します。こうなることによって、髪の毛を作る毛母細胞の働きを抑えてしまい、髪の毛が育たなくなってしまうのです。
ちなみに、AGAはo字型と呼ばれる頭頂部の薄毛と、m字型、u字型と呼ばれる生え際部分の薄毛がほとんどですが、これは頭頂部と生え際にアンドロゲンレセプターが多く存在するためです。
AGAは遺伝する可能性が高いと言われています。しかし遺伝だけでなく、睡眠不足やストレスといった生活習慣の乱れもAGAとの関係はゼロではないと言えます。そのため、病院での治療と並行して、生活習慣の改善も一つの対策となります。
血行不良が起こっている
髪の毛は血液によって運ばれた栄養をもとに作られています。なので、血行不良が起きてしまうと髪まで栄養が届けられず、薄毛の原因になってしまいます。頭皮に血行不良が起きているかは次の点をチェックしてみましょう。
・頭皮を触って、頭皮が固くなっている、動かない
・頭皮の色が赤やピンクがかっている
この2点が見られると危険信号です。健康な頭皮は柔らかさがあり、白や青白っぽい色だとされています。
頭皮の血流が大切ですが、血は全身を巡っています。全身の血行にも気を付けたいところです。
頭皮や髪に栄養が不足している
髪の毛は血液から栄養を受け取っているとお伝えしましたが、そもそも血液中に栄養がなければ、ちゃんと運ばれていたとしても髪の毛は成長しません。
髪の生長に必要な栄養はたんぱく質、ミネラル、ビタミンです。サプリでの補給もいいのですが、まずは食事から見直していきましょう。
間違ったシャンプー方法を続けている
頭皮や髪の毛を気遣っているつもりで行っている毎日のシャンプーが間違っていると、薄毛を進行させる原因にもなります。次の症状はありませんか?
・シャンプーしてもすぐに頭皮が脂っぽくなる
・頭皮が乾燥、つっぱる感じがする
・頭皮にかゆみや赤みが生じている
これらの症状はシャンプーの方法が間違っている可能性があります。洗浄力が強すぎるシャンプーを使っている、爪先で頭皮をひっかいてしまっている、朝晩二回などシャンプーの回数が多すぎるといった原因が考えられます。
m字はげは改善できるの?
一度m字はげになってしまったらもう改善はできないのかと不安になりますね。でも大丈夫です、様々な方法でm字はげを改善できる可能性があります!そして薄毛対策は早いほどいいとされていますから、まずは自分のm字はげがどれくらいの進行状況なのか確認してみましょう。
もしかしてm字はげ?m字はげの初期症状
まだくっきりとm字はげにはなってないけど、何となくこめかみが薄くなってきた?と感じる方は次のようなm字はげの初期症状が当てはまるか確認してみましょう。
・生え際にかゆみがある、フケが出ている
・おでこの産毛がない
・生えたてのような短い毛や細い毛が抜ける
髪の毛が抜けるのは自然なことですが、これから成長していくと思われる毛が抜けることは薄毛になる可能性が高いと言えます。一般的な成人男性の抜け毛は1日100本程度と言われていますから、朝起きた際の枕や、シャンプーの際にどれくらい毛が抜けているか数えてみるのも一ついいでしょう。
自分のm字はげはどれくらい進行している?
進行度合いをチェックする方法としては、眉毛から生え際が何センチあるか測る方法です。6~7cm以上あると薄毛が進行しているととらえられるでしょう。それ以下であったとしても、以前よりおでこが広くなったと感じる方は注意が必要です!
m字はげの改善方法
それでは、どんな方法でm字はげが改善できるのか見ていきましょう!
手軽さが魅力!育毛剤を使う
m字はげ対策と言えば育毛剤が思い浮かびますね!効果が期待できる育毛剤の選び方、使い方を見ていきましょう。
m字はげ改善が期待できる育毛剤の選び方
まずAGAに効果があるとされる成分が入っていることが重要です。AGAの原因はジヒドロテストステロン(DHT)とお伝えしましたが、これを抑える代表的な成分は次の通りです。
・ノコギリヤシ
・ヒオウギエキス
・ビワ葉エキス
これに加えて、細くなった髪の毛を太くする成分も含まれているものが望ましいです。
・センブリエキス
・アデノシン
また、育毛剤は使って翌日に効果が出るものではありません。3~6ヵ月の使用が推奨されているものが多いですから、継続して使用できる価格であることも重要です。肌が弱い方はできるだけ天然由来成分が配合されているものなど安全性にも気を配りましょう。
使い方が大切!正しい育毛剤の使い方
正しい使い方をしないと効果が得られない場合も多くあります。育毛剤を使い始める前にどのような使い方が推奨されているか、回数・1回あたりの使用量など説明書きをよく読みましょう。
m字はげは生え際が気になりますから、育毛剤は生え際に重点的に馴染ませていきましょう。液が垂れないように複数回に分け、指先でなじませながら塗っていきましょう。
m字部分の薄毛だけでなく、全体的な薄毛を予防したい方は、頭皮全体に使ってもよいでしょう。
育毛より毛を生やしたい。発毛剤を使う
育毛剤では効果を感じられなかったという方は発毛剤を使ってみましょう。育毛剤は頭皮を清潔に保って髪の毛が育ちやすい環境を整えたり、今以上の抜け毛を防ぐ効果が期待できます。対して発毛剤は毛がない場所から新たな毛を生やす効果、血行を促進し発毛を促す効果が期待できます。
発毛剤を使うときの注意点
育毛剤は医薬部外品ですが、発毛剤は医薬品扱いです。高い効果が期待できますが、副作用があるという点に注意が必要です。現在日本では、ミノキシジルのみが発毛効果を認められており、ミノキシジル配合の医薬品のみ発毛剤と呼ぶことができます。発毛剤として外用薬のミノキシジルでは頭皮のかぶれ、かゆみ、ふけ、といった副作用が報告されているようですが、あまり高い頻度では起きていないようです。一方、内服薬では先ほどの頭皮トラブルのほかにも動悸、頭痛といった副作用が起こる可能性があります。 心血管系の疾患がある方は注意が必要です。
毎日のマッサージでm字はげを改善
マッサージで頭皮の血行を良くすることで、m字はげを改善できる可能性があります。毎日の習慣にぜひ取り入れてみましょう。
頭皮マッサージ
頭皮マッサージは頭皮を柔らかくするように、指の腹を使って適度な力加減で行いましょう。まず頭全体を指の腹でほぐします。次に、頭皮を持ち上げるように、後頭部から頭頂部に向かって4~5ヵ所に分けて押していきます。頭の真ん中、側頭部の2回に分けて行うとよいでしょう。こめかみ・頭頂部も忘れずに押しましょう。最後は両手で側頭部を包むようにハンドプレスして終了です。マッサージはリラックス効果がありますので、寝る前に行うと寝つきが良くなる、よく眠れるようになるでしょう。
できたらシャンプーの前にもマッサージをしましょう。
m字はげには眉毛マッサージが効果的
意外かもしれませんが、眉毛もマッサージするとm字はげに効果があると言われています。
m字はげは眼精疲労が原因の一つになっている可能性もあります。そのため、凝りやすい目の周りをマッサージすることで疲労を和らげることができます。
マッサージは眉毛をつかむように行います。目頭の眉毛の下に親指を当ててください。次に人差し指で眉毛を挟むようにつまみ、3~4秒かけて目尻までマッサージしていきます。
眉毛だけでなく、目頭の骨の近くのくぼみの清明など、目の周りにはツボがたくさんあります。力を入れすぎず、気持ちいいと思う力でほぐしていきましょう。
正しい方法で育毛シャンプーを使う
シャンプーを正しく行うことで頭皮の環境を清潔に保つことができます。育毛シャンプーの選び方と正しいシャンプーの方法を見ていきましょう。
育毛シャンプー選びのポイント
育毛シャンプーを選ぶ際は、洗浄力が強すぎないものを選びましょう。頭皮を清潔に保ちたいからしっかり洗えるもの!と考えても、実は洗浄力が強すぎるシャンプーは頭皮を乾燥状態にしてしまい、かえってフケやかゆみ、過剰な皮脂の分泌などを起こしてしまいます。頭皮への刺激が比較的少ないと言われているアミノ酸系かベタイン系のシャンプーを選びましょう。
アミノ酸系のシャンプーに含まれる成分
ココイルメチルタウリンNa
ラウロイルメチルアラニンNa
ココイルグルタミン酸TEA
ベタイン系のシャンプーにーを選ぶ際は、洗浄力が強すぎないものを選びましょう。頭皮を清潔に保ちたいからしっかり洗えるもの!と考えても、実は洗浄力が強すぎるシャンプーは頭皮を乾燥状態にしてしまい、かえってフケやかゆみ、過剰な皮脂の分泌などを起こしてしまいます。頭皮への刺激が比較的少ないと言われているアミノ酸系かベタイン系のシャンプーを選びましょう。
アミノ酸系の成分
ココイルメチルタウリンNa
ラウロイルメチルアラニンNa
ココイルグルタミン酸TEA
ベタイン系のシャンプーに含まれる成分
コカミドプロピルベタイン
ココアンホ酢酸Na
正しいシャンプー方法で育毛効果アップ
シャンプーをする際に次のようなことをしていませんか?
・爪先で頭皮をひっかくようにシャンプーをする
・シャワーのお湯は40度以上
・シャンプーが終わってもしばらく髪を乾かさないままでいる
これらは頭皮や髪に悪影響を与えるNGなシャンプーの方法です。している方はすぐにやめて、正しいシャンプーに切り替えてください。
まず、ブラッシングで汚れや抜け毛を浮かせます。次に、38度くらいのお湯で素洗いをします。この時お湯の温度が熱すぎると頭皮が乾燥してしまいますので注意が必要です。次にシャンプーを手のひらで泡立て頭皮を指の腹でマッサージするように洗っていきます。この時爪を立ててしまうと頭皮を傷つけてしまいますので、指の腹で押すように洗います。生え際、こめかみを丁寧に洗い、そのほかの部分、最後は頭頂部を洗います。シャンプーの後のすすぎはとても重要です。適当に流すだけだとシャンプーの成分が残ってしまいますので、根元からしっかり、たっぷりのお湯で流します。シャンプー後、生乾きのままは頭皮に悪影響ですので、タオルドライした後にドライヤーで乾かしましょう。
生活習慣を見直してm字はげを改善
最初にお伝えしたように、生活習慣の乱れもm字はげの原因の1つと考えられています。睡眠、食事、運動の3点を見直してみましょう。
睡眠の質をあげる
髪を成長させるホルモンは寝ている間に最も分泌されると言われています。そのため、睡眠の質が悪いと髪の毛の生長が期待できません。ホルモンは寝始めてから3時間後に多く分泌されるので、この時に深い眠りについていることが大切です。寝る直前にご飯を食べたり、スマホなどをいじって脳が興奮状態にあると睡眠の質が悪くなると言われていますので、こうした習慣は変えていきましょう。
髪に良い食事をする
髪は血流から栄養を補給していますが、その栄養のもととなるのが食事です。髪の成長にはたんぱく質、ビタミン、ミネラルが必要です。栄養が偏った食事、脂っこいものを避け、先ほどの3つの栄養を積極的に摂取しましょう。
m字はげを改善したいなら食べるべき!おすすめの食べもの
たんぱく質はささみ、大豆製品、卵から、ミネラルはわかめや昆布、ごまから、ビタミンはホウレンソウやカボチャなどの緑黄色野菜に多く含まれています。これらばかりを食べるのではなく、バランスの取れた食事を心がけましょう。
適度な運動を取り入れる
適度な運動をすることで血行不良改善の効果が期待できます。ウォーキングなどの有酸素運動を心がけましょう。また汗を流すことでストレス解消にもつながります。ストレスは自律神経を乱し、血行不良につながります。
クリニックで本格的に治療する
進行度合いが高いm字はげの場合はクリニックでの治療を検討しましょう。
クリニックでの治療方法は?
男性だけじゃない、女性もm字はげになる!
女性のm字はげの原因
女性のm字はげは改善できる?
女性のm字はげの改善方法
m字はげは改善できる!自分にあった改善方法を試そう
おでこの生え際の両側がだんだんM字型に後退していくハゲ方は、M字ハゲと表現されます。このM字ハゲは毎日自分で鏡を見ていると実感しやすいので気づきやすいのですが、進行も早いのが特徴です。また気づきやすいとは言え、前髪が長いヘアスタイルの人はなかなか気づけないこともあります。
普段からおでこが見えるヘアスタイルならいいですが、隠している場合は意識して見ていないと気づいたときにはかなり進行してしまっていて手遅れということもあります。時々は自分で鏡でチェックする習慣をつけておきたいものです。
こんな理由が考えられる!?M字ハゲになってしまう原因を知っておこう
一度意識してしまうと気になって仕方ないM字型の後退には下記の3つの要因が考えられます。
- 男性型脱毛症「AGA」
- 生活習慣
- 遺伝
男性型脱毛症「AGA」
まず一つめの要因として考えられるのがAGAという症状です。ここ数年医療機関での薄毛治療もかなり一般的になってきて、CMなどでもこの言葉を聞いたことがあるという人もいるでしょう。AGAとはAndrogenic Alopeciaという言葉の略で男性型脱毛症という意味です。
これはM字型に限ったものでなく、後頭部が薄くなるタイプの薄毛のことも指すのですが、成人男性に見られる脱毛症です。このAGAの大きな要因は男性ホルモンの影響だと考えられていて、男性ホルモンが多く分泌されれば女性でもこの症状が出てしまうことがありますが、一般的には男性の方に多く見られます。
AGAは進行性なので早くケアしなければその分どんどん進行してしまいます。毛が徐々に抜けていくのが大きな症状ですが、実はヘアサイクルのうちの成長期が短くなってしまうことに要因があり、抜けて毛がなくなったように見えても、十分に成長できなかった毛は産毛状態になっています。髪の毛が完全になくなったのではなく、薄毛になるというのがAGAの症状なのです。
生活習慣
次に生活習慣に関してですが、現代人の生活は髪の毛はもちろん体全般の健康にあまりいい影響を与えないようなものに変わりつつあります。たとえば、時間帯が不規則な生活、栄養バランスが偏った食事、睡眠不足、運動不足、眼精疲労、過度の飲酒・喫煙、洗髪習慣・方法などは髪の毛にも大きく影響します。
飲酒や喫煙に関して言えば、昔からそういった習慣を持っている人はいるので、現代の生活習慣のせいとは言えませんが、その他の習慣は大きく変わってきています。24時間なんでも手に入るようになり、仕事も遊びもフルに時間を使えるようになってしまったせいで、体内リズムは変化してきていますし、睡眠不足も引き起こします。
スマホやタブレット、パソコンなどの普及で目を使いすぎて疲れを感じている人もいるでしょう。洗髪習慣に関しては、子供のころから身についているものですが、間違ったシャンプーをしていると髪の毛にも頭皮にも大きなダメージを与えてしまい、その結果、薄毛や抜け毛を引き起こしてしまいます。
仕事があるから今の生活習慣はなかなか変えられないとか、時間がなくて栄養バランスに気を遣ってまで食事はできないという声もあるでしょうが、できる範囲で構わないので髪にも身体にも優しい生活を心掛けたいものです。
遺伝
そして最後に遺伝が挙げられます。遺伝に関しては、生まれ持ったものですので、自分自身の努力で変えることは難しいです。薄毛や抜け毛が進行してしまうすべての要因が遺伝ではないのですが、薄毛の遺伝子というのはあり、それが影響してしまうことは残念ながらあります。
母方からの遺伝説や父方からの遺伝説がありますが、そうではなく、両親のどちらかの遺伝子に薄毛を進行させるジヒドロテストステロンを作り出す5α-リダクターゼの因子があれば薄毛が遺伝してしまう可能性はとても高くなってしまいます。
この場合、生活習慣を改善しても効果が見られない場合があります。また父親や祖父と似たような後退の仕方をする場合が多いです。
こんな症状が現れたら要注意!初期の症状について知っておこう
父親が薄毛の場合やもともとの毛が細い人は、必要以上に自分も薄毛になってきていないか気にしていることもいるでしょう。では、実際にM字型に後退してしまう場合、どのような初期症状がでるのでしょうか。
初期症状
まずこれはM字に後退していく場合に限ったことではないのですが、髪の毛全体のボリュームが以前より減ったなと実感して来たら、最初の症状です。この状況で気づくことができて対処することができれば、かなり早い段階で対処できますから、その後の後退を予防することができます。
髪の毛のボリュームが感じられなくなったときというのは、なんらかの形で髪の毛に異変が起きています。それは一本一本の髪の毛が薄くなってしまっていることも考えられますし、毛根が弱って髪の毛自体が抜けていることも考えられます。
どちらにしろ、毎日ヘアスタイルをセットしていて、髪の毛にボリュームがでなくなったり、今までは1日キープできていたヘアスタイルがキープできなくなったのであれば、なんらかの対処を考えることが必要です。
おでこのかゆみ
その次に感じる症状としては、おでこのかゆみです。M字で後退する場合、両サイドにかゆみを感じるようになるでしょう。このかゆみは髪の毛一本一本が細くなっていたり、毛根になんらかの変化が起きているとその部分にかゆみを感じてしまうことはあります。
かゆみを感じたら人間は無意識のうちに掻きむしってしまうものですが、そうしてしまうとさらに薄毛を進行させてしまう要因になります。まずかゆみを感じたら鏡でその部分をチェックしてみましょう。もしすでに掻いてしまって炎症になっているのなら、それ以上は掻かないように注意してください。
かゆみの原因は髪の毛や頭皮の変化だけでなく、シャンプーやワックス、ジェルなどがきちんと洗い落とせていないことも考えられます。ゴシゴシと洗うとダメージを与えてしまうのでよくないですが、これを機に正しいシャンプー方法を覚えて、汚れをきちんと落とす習慣を身に着けるようにしましょう。
シャンプーで抜毛が多くなる
また、同時に感じる症状として、シャンプーをしている際に以前より髪の毛が抜けるようになるということも考えられます。私たちの髪の毛は毎日抜け落ちるものなので、数本抜けたからと言って意識する必要はありません。
しかし、明らかに前よりもかなりの量抜けているのであれば、薄毛が進行している可能性がとても高いです。髪を洗っている最中にはいまいちわからなくても、排水溝に溜まった髪の毛の量で、自分の髪の毛がどれだけ抜けているか判断することもできます。
もし気になるようになったのであれば、シャンプーをする前にいったん排水溝をきれいにしておいてから、どれくらいの量が抜けているのか見てみましょう。またシャンプー後のタオルドライ時にタオルについた量で判断している人もいます。
ただ、「もしかしてハゲているかも」という強迫観念はストレスになり、薄毛の要因にもなります。チェックすることは薄毛予防には欠かせませんが、数本抜けたからと言って必要以上に薄毛を気にする必要はありません。あまり過敏にならないようにしましょう。
両サイドの生え際の後退
そして最後に感じる症状が、おでこの両サイドの生え際の後退です。常におでこが見えているようなヘアスタイルの人であれば実感するまでに時間はかからないですが、前髪をおろしているスタイルの人はなかなか気づかないこともあります。
男性は女性と違って日々まじまじと自分を鏡で見る人は少ないでしょうが、定期的にチェックしておくことで薄毛の進行を防ぐことができるでしょう。中にはまったく気付かない間にかなり薄毛が進行してM字に後退してしまっている人もいますが、そうなるともう初期の症状ではなく簡単に対処できない場合が多いです。こうなる前に日ごろから定期的にチェックしておくことはとても大切です。
こんなことをしたら逆効果!M字にハゲるのを防ぎたいなら
もしあなたが自分の髪のボリュームが減っていることを実感したり、自分のおでこを見てM字に後退していることに気付いたとしたら、「ハゲてしまうかも!やばい!」と感じてどうにかしたいと感じるかもしれません。
そこで、ネットで調べて生活習慣が薄毛に大きく影響していることを知れば、まず生活習慣を大幅に改善することを考えつくでしょう。確かに生活習慣を大幅に変えることは髪の毛にとって、とてもいいことです。
しかし、もしその生活習慣を変えることがあなたにとって大きなストレスなら、それは逆に薄毛を進行させてしまう要因になってしまうこともあります。それというのも、薄毛にとってストレスも大きな原因の一つだからです。
先ほどの初期症状の中でも述べましたが、少しの薄毛で「自分はハゲてきている」と強迫観念のように感じてしまうと、それがストレスとなって薄毛を進行してしまうこともあります。また今まで喫煙習慣のあった人が「これは髪の毛によくない」と急に禁煙を始めたとします。
確かにそれ自体は髪の毛にも身体にもとてもいいのですが、タバコを吸えないことをストレスに感じてしまうと、それが理由で薄毛が進行してしまうこともありうるのです。生活習慣を変えることは、それが髪の毛や体にいいとしても、その習慣に慣れてしまっているうちは多かれ少なかれストレスを感じるものです。
対策を行うことは大切ですが、ムリに変えてしまって別のストレスを生まないように気を付けましょう。
今すぐできる!M字ハゲの改善方法が知りたい
生活習慣の改善
M字に後退してしまっているタイプの薄毛の改善方法として、まず取り入れて欲しいのがムリのない範囲での生活習慣の改善です。あれもこれも変えてしまえばそれはストレスになりますから、まずは睡眠時間をきちんと確保する習慣をつけたり、時間が限られているのなら睡眠の質を見直しましょう。
運動不足だなと感じるのであれば一日30分でもいいのでウォーキングをするのもオススメです。汗をかくことはとてもいい効果があります。喫煙習慣や飲酒の習慣がある場合でも、まずは本数を減らす、量や回数を減らすということに挑戦してみましょう。生活習慣を見直せば改善点はたくさん見つかるはずです。
病院で診てみらう
その他にできる改善策としてはAGAについて一度病院で診てもらうことです。病院では医療的な観点から考えられる最善の方法を提案してくれます。恥ずかしがらずにまずお医者さんに症状を見てもらえば進行を食い止められるかもしれません。
AGAはまだ歴史の浅い分野なので、病院選びはとても大切です。ネットで検索すれば病院ごとの口コミを見ることもできますから、適当に選ぶのではなく、評判のいいところを選ぶようにすれば失敗は少ないでしょう。通い始めてあまり効果を感じられないなら、セカンドオピニオンを求めることも大切です。
市販の育毛剤
また、市販の育毛剤も効果がある場合があります。市販の育毛剤はお医者さんで処方されるものより効果が低いこともありますが、その分副作用もないので安心して使用することができます。同時にシャンプーなども育毛対策、薄毛対策を考えられたものに変えてみるのもいいでしょう。
シャンプーの仕方も今までごしごしと力任せに洗ってしまっていたのであれば、頭皮にダメージの少ない洗髪方法に変えるなどの工夫が必要です。専用ブラシがついたシャンプーもありますが、育毛ブラシは頭皮にダメージを与えず、それでいて汚れをしっかりと落とし、血行を促進する効果があるのでお勧めです。
それから、ネットで検索すれば意外に多く見つけることができるのが育毛用や薄毛対策用のサプリメントです。日ごろの食事で十分な栄養を摂ることができていないなと感じるのであれば、サプリメントで栄養補給することも大切です。
早め早めの対策が薄毛防止には効果的!
まずは自分の髪の毛の状態を日ごろから知っておき、初期の段階で気づけるかどうかがM字型にハゲてしまうのを防止する最初の一歩です。またもしなんらかの症状に気づいたのであれば、できる限り早い段階で対処方法を試してみましょう。ただ、自分のストレスにならない範囲で行うこともとても大切です。適切な対処法を見つけるためにまず病院を受診してから、自分に合った改善策から始めてみるといいかもしれません。