頭皮

頭皮が日焼けするとハゲが進行するって本当?

日焼けしている人を見ると「健康的」というイメージを持つ人は多いでしょう。とはいえ、過度の日焼けは肌に悪影響を及ぼすことや、頭皮にダメージを与えて薄毛の症状を進行させてしまう、ということはあまり知られていないかもしれません。ではこれらの詳細な点について調べてみましょう。

日焼けとはどんな状態のことを指すのか

「日焼け」とは、肌の表面および内部に紫外線が照射されることが原因となって、肌に炎症が起きてしまった状態を指します。肌の内部にある血管が刺激されて拡張するため、肌全体が赤く腫れあがるのです。端的にいえば、日焼けは「紫外線によるやけど」と表現することができるでしょう。

頭皮が日焼けするとハゲるって本当?

肌が重度の炎症を起こすと、皮膚の組織が破壊されて表面が剥がれます。頭皮も日焼けすると同じ状態になり、剥がれた皮膚が毛穴に詰まってしまうことがあります。そうなると、新しい髪が十分に栄養を吸収して成長することができなくなってしまうのです。また、紫外線による刺激から頭皮を守るために皮脂が大量に分泌されます。その結果、毛穴が詰まってしまうということも起こるのです。加えて、頭皮が硬化してしまい、新しい毛が生え出てくることができずハゲの症状が進行する、ということも起こり得ます。

熱湯で頭部がやけどすると毛髪はどうなるのか医師に尋ねてみた

熱湯をかけて血行を促進することで新しい毛の産生を促す、という方法が注目を集めています。確かに血行促進は薄毛の改善につながるとはいえ、皮膚科医の中には「高温のお湯をかけると刺激が強すぎるだけでなく、頭皮がやけどをしてしまうので逆効果」という意見を述べる人がいます。お湯の温度が高すぎると、皮膚が過敏に反応して腫れあがってしまうため、毛髪の成長に悪影響を及ぼす可能性があるわけです。ですから、「熱湯」ではなく「いつもよりやや熱く感じる程度」のお湯を使うようにしましょう。

頭皮が日光を浴びないためにはどんな対策が有効か

頭皮を強い日差しから保護するためには「日傘と帽子」が有効です。どちらも「UVカット機能」が搭載されている製品を選ぶようにしましょう。ただし、帽子を選ぶ際にはUVカットに加えてサイズをチェックすることも大切です。頭にぴったりしすぎていると、帽子の中が蒸れてしまい、大量に汗をかいてしまいます。そこには大量の雑菌が繁殖するため、毛穴周りの衛生環境が悪化して抜け毛につながり、結果としてハゲやすくなる、というわけです。

頭皮が日焼けした場合にはどうやって対処すれば良い?

頭皮が強い日差しにさらされて日焼けしてしまった場合は、まず「冷やすこと」がポイントとなります。真っ赤に腫れあがっている状態であれば、冷水を少しずつかけて冷ますと良いでしょう。氷まくらなどで使って頭全体を冷やすのも良い方法です。それほどひどい症状になっていない場合は、ぬるめのお湯でじっくりとシャワーを浴びて徐々に熱を取ることをオススメします。

頭皮を守るため育毛ローションを有効に活用しよう

頭皮を保護するという点では「育毛ローション」もオススメです。育毛ローションには浸透性が高く保湿作用のある成分がたっぷりと含まれています。ですから強い日差しに照らされても乾燥ややけどをしにくくなるのです。また、毛髪を強くする成分も含まれているので、髪が太くなって頭皮を覆ってくれるという効果も期待できます。薬用成分が配合された育毛ローションは炎症を抑える効果もあるので、ハゲ対策だけでなくやけどの対策にもぴったりと言えるでしょう。