丈夫で太い毛髪を生えさせるためには、頭皮を健康な状態に保つことが大切です。とはいえ、頭皮は毎日さまざまなストレスにさらされており、その代表的なものが「日焼け」です。では、日焼けにはどんな弊害があるのか、また、日焼け止めを使ってどのように頭皮をケアをすることができるかについて考えてみましょう。
頭皮が日焼けするとどんな症状が起きるのか
肌が日焼けすると、表面にある角質がダメージを受けて炎症を起こし腫れあがった状態になります。日差しを浴びたのが数時間程度であれば、適切なケアをすることでやがて回復していきます。一方、毎日長時間強い日差しを浴びてしまうと、この炎症がどんどん重症化してしまい、結果として肌内部の組織まで傷つけて破壊してしまいます。これは「重度のやけど」と言えるでしょう。こうなると、回復には相当の時間が必要となります。また、肌へ送られてくる栄養素は当分の間炎症の回復に使用されてしまうため、毛根や毛乳頭への栄養補給が滞ってしまいます。
日差しを浴びることで肌表面には大量の活性酸素が産出されます。活性酸素が血中で増えると、血液の流れが非常に悪くなるため、各細胞への栄養補給が滞ってしまいます。また、活性酸素にはガン細胞の生成を促してしまうという特性もあります。ですから日焼けの対策をせずにいると皮膚がん発症のリスクが高まってしまう、ということを理解しておく必要があります。
日焼けした頭皮のケアにオススメの日焼け止めと効果的な使い方をご紹介
頭皮の日焼け止め対策として、日焼け止めスプレーに注目が集まっています。中でも高い人気を誇るのが「HEATH HEART」の「UVフレグランススプレー」です。SPF50+、PA++++で肌を強い日差しからしっかり保護してくれます。きれいに洗髪した後で頭皮全体に薄くのばして塗布すると良いでしょう。
「FERNANDA」の「UVカットスプレー マリアリゲル」も性別を問わず人気を集めている日焼け止めスプレーです。汗に強いことと、頭皮に塗布した後で白く残ってしまわないことが評価されています。また、ジャスミンの爽やかな香りになっていることや、保湿成分が配合されているので毎日使っても肌に強い負担がかからない、という点も人気の理由です。お出かけ前に頭皮全体へなじませるようにつけましょう。
「ピンポイントのケアをしたい」という人には「FUREN PARTLINER W」がオススメです。この日焼け止めはペンシルタイプになっているので、分け目などの日焼けが気になる部分を短時間で重点的にケアすることができます。小さいので持ち運びしやすいというのもメリットです。
日焼け止めスプレーを塗る以外に頭皮を日差しから守る方法とは？
日焼けから頭皮を保護するための方法としては、「帽子や日傘を使うこと」が最善でしょう。日傘はUV100%カットタイプを選ぶと安心です。ただし、きちんと日傘の位置を調整して頭を覆うように使うよう心がけましょう。最近では帽子でも「UVカット」の機能を備えた製品が登場しています。とはいえ、通気性が悪いと頭が蒸れてしまい抜け毛の原因となってしまう可能性があります。ですから、ある程度風通しの良い帽子を選ぶと良いでしょう。
「毛髪の分け目を定期的に変えること」も日焼け対策として有効です。毎日同じ場所で髪を分けていると、そこだけ重点的に日差しが当たって赤くなってしまうことがあります。ですから、屋外で過ごすことが多い人は特に注意しましょう。また、クリームタイプのトリートメントを使って毛髪と肌表面のケアをしておくことも有効な方法です。
