M字

M字ハゲの進行速度はどれくらい?

薄毛の進行する度合いはもちろん個人差がありますが、さまざまなタイプの薄毛の中でM字型の薄毛は進行するのが早めだといわれています。どれだけ早く自分がM字型の薄毛に陥っているかに気づけるかどうかが、その後の進行をストップし、今ある髪の毛をできる限り残すための方法です。
どのようにM字ハゲが進行していくかを知っておき、自分の身に起きてしまったときには素早く対処できるように心得ておくことが必要です。

どういう風に進行していくの?M字ハゲの進み方の特徴を知ろう

ネットで検索してみると薄毛の中でもM字型は進行がとても早いと書かれていることが多く、今初期症状を感じている人は危機感を感じているのではないでしょうか。おでこがあらわになっているような短髪のヘアスタイルをしていれば、自分のおでこの両サイドが後退していることにもすぐに気づけるのですが、前髪が長いヘアスタイルの人はなかなか鏡でまじまじと自分を見る機会もあまりなく、気づいたときにはかなり両サイドが後退していたというケースもあります。
自分で後退に気づくレベルではすでにかなり症状が進んでいることが考えられます。では、どのように進行は進んでいくのでしょうか。

髪の毛全体のボリュームダウン

一番最初に感じることができる症状としては、髪の毛全体のボリュームダウンが挙げられます。朝に髪形を整えているとき、いつもと同じようにセットしているのになんだかいつも通りに決まらないと感じたなら、それはM字型を含めた薄毛の初期症状です。
この時点では頭頂部から進行しているのか、おでこの両サイドが後退しているのか断言はできませんが、いつもと同じようにしているのに、髪の毛がセットできないのは髪の毛自体が細くなってしまっているか、毛量が減っていることが考えられます。
特にワックスを使って髪を立ち上げてセットしている人はこの変化を強く感じるでしょう。ヘアサイクルが乱れて一本一本の毛がやせ細ってしまっていては、ワックスを付けても髪に以前のようなコシやハリがないので、セットがうまくいきません。
もしくは毛量が減っている場合も、あったはずの部分の毛がなくなっているので、思うようにセットができなくなります。もし毎朝身だしなみを整えているときに違和感を感じるようになってしまったら、「薄毛になってきているのかもしれない」と疑ってみるのことも必要です。

抜毛

同じように進行度合いを感じることができる症状としては、抜け毛も挙げることができます。抜け毛に気づくタイミングは人それぞれですが、ブラッシングをしている人ならブラシを当てているときに落ちる毛の量が増えて気づくこともありますし、シャンプーをしていて毛がどんどん抜けてしまっていることに気づくこともあります。
また白のワイシャツを着ていると抜けた毛が肩に付着することがありますが、これによって「毛が抜けているかもしれない」と気づく人もいるようです。もし、多くの抜け毛を感じるようになったのであれば、抜けた毛に着目してみましょう。
私たちの髪の毛には寿命があり、思っている以上のサイクルで抜け替わるため、一日のうちに多くの毛が抜けてしまうこともあります。ですから、ただ単に抜け毛が増えたからと言ってイコールで薄毛と考えるのは時期尚早です。
抜け毛が薄毛につながるものかどうか見極めるためには、抜けた毛の状態を確認することが必要です。抜けた毛がまだ産毛のような細い毛だったとしたら、それは薄毛の前兆である可能性が高いでしょう。

M字ハゲの進行の確認の仕方


このような兆候を経て、M字型の薄毛は進行していきますから、自覚するようになったらおでこの生え際をチェックする習慣をつけておきましょう。上記で挙げた二つの兆候が出たばかりのころは、まだM字型か頭頂部型かは判別ができません。ただ毎日眺めていてもM字に後退しているかどうかはイマイチわかりません。
薄くなってきていないかなと髪の毛を引っ張って抜け毛を誘発するなど、毛根や頭皮にダメージを与えるようなことはしないでください。日々の変化を確かめたいのであれば、自分で写真を定期的に撮影して見比べる方法があります。
しかし、自分でハッキリ気づくほどおでこの両サイドが後退しはじめると、この後は一気に進行し、みるみるうちに症状が悪化してしまう可能性も否めません。初期症状を感じた時点でなんらかの対策を取ることは、薄毛の進行を止めるためには不可欠です。
M字型の薄毛の原因が遺伝ではない後天性のものであれば、対処法次第でハゲの進行を食い止めることは可能なのです。

進行を放置しておくと大変なことになる

進行の具合は人によって大きく異なりますが、一番最初の薄毛の兆候を感じてからそのまま放置しておくと、5年から10年以内には確実に薄毛の状態になるといわれています。早い人では2・3年のうちに明らかに頭皮が見えるほど毛が薄くなることもあるほどです。
頭のてっぺんが徐々に薄くなっていく頭頂部の薄毛と違い、M字型の場合は明らかにどんどん生え際が後退するため、周囲に気づかれるまでの年数も早くなってしまいがちです。初期の段階で対処できれば数年の猶予があるので、その間に対策をとることができますし、進行も食い止めやすいでしょう。
しかし、自分でM字型に後退していると気づいた段階では、初期症状が出始めてからすでに数年経ってしまっていることになるので、進行を食い止める猶予があまりありません。薄毛の前兆が出始めるのは30歳前後の場合がほとんどと言います。
それくらいの年齢に差し掛かったら、自分の髪の毛や頭皮の状況を日ごろから気にしておくことが必要かもしれません。

AGAの進行速度を早める要因って?


AGAとは男性型脱毛症の略称でM字型の薄毛も頭頂部の薄毛もこのAGAとして診断されます。この原因は遺伝の場合もありますが、男性ホルモンの影響なども一因として考えられています。円形脱毛症などとは違い、AGAが原因の脱毛症は必ず進行し、徐々に一本一本の毛が薄く細くなっていくという特徴があります。
ストレス性の円形脱毛症や一時的な脱毛の場合、瞬間的な強烈なストレスが原因なことが多く、ストレスなど原因となるものを取り除けば改善されるのですが、AGAの場合はそうではなく、自然治癒することはありません。
このAGAと診断されてしまった場合、遺伝の場合を除き、乱れた生活習慣、飲酒、喫煙、慢性的なストレス、間違った洗髪方法などがさらに進行を早めてしまう恐れがあります。

生活習慣

現代人の問題とされている乱れた生活習慣はまさにAGAを進行させる最大の原因の一つと考えていいでしょう。昔は日が昇って日が沈むまでしか活動することはできず、人間の体内時計は日照時間とかなりリンクしていました。
しかし、技術が発達したことで、私たちは時間を問わず活動をすることが可能になっています。コンビニを筆頭にスーパーやレストラン、居酒屋も24時間営業のものが多くなってきており、便利な一方、私たちの生活習慣はどんどん乱れています。
そして、簡単に食事が手に入る一方でバランスの偏った食事をしている人も増えています。コンビニ弁当などは買ってすぐ食べることができてとても便利ですが、添加物を多く含んでおり、体にいいとは言えません。
また一人暮らしの場合は、外食がほとんどになったり、適当に済ませてしまって栄養バランスもかなり偏っている場合があります。

飲酒や喫煙


それから喫煙も飲酒もAGAの進行にはかなりよくありません。タバコを吸うことで血流は悪くなってしまいます。血流が悪化すると髪に本来行き届くはずの栄養がきちんと届きません。そのため、髪の成長を妨げ、正常なヘアサイクルを崩してしまいます。
またタバコを吸うと男性ホルモンが増えてしまいます。男性ホルモンには髪の成長を妨げるジヒドロテストステロンという成分が含まれており。これによって髪の毛の成長が妨げられます。飲酒も同様に、髪の毛の成長を妨げます。お酒を飲むと身体はアルコール成分を分解しようと動くのですが、その時髪の毛の元となるはずだった成分が分解するためのエネルギー源として使われます。
ということは、お酒を飲めば飲むほど、アルコール分解のためにその成分が使われて、髪の毛に必要な栄養素が確保できないということです。また飲酒によって喫煙と同様に血流が悪くなってしまいますから、頭皮に必要な栄養が運ばれないということもあります。

自分の髪の毛に日ごろから意識を向けておくことがM字ハゲ回避のコツ

M字型に進行するAGAだとしても、初期症状は頭頂部からの薄毛と同様です。しかし、なんらかの形で髪や頭皮はあなたにSOSを出しています。そのSOSを見逃すことなく、できるだけ早く適切な対処をすることがM字ハゲ防止につながります。