女性のヘアケア

女性の薄毛を隠す!オススメの髪型・ヘアスタイル一覧

薄毛の悩みは、男性だけのものではありません。
女性でも、髪の毛のボリュームがなくなってきた、髪の毛の量が減ったなど、年齢を重ねることにより頭髪の変化を感じる人はとても多いのです。
年齢に関係なく、体調やホルモンバランスの変化によって頭髪の状態が変わることもあります。
また、髪の毛は顔の額縁と言われることがあります。
ヘアスタイルによって、その人の印象ってガラリと変わるということです。
女性には女性の薄毛の特徴や原因、カバー方法がありますので、悩みが少しでも軽減出来るよう、ちょっとしたポイントを押さえておくと良いでしょう。
薄毛であること、薄毛を隠していることをコンプレックスに思っている人でも、髪の毛の悩みが減れば自分に自信を持てるようになります。

女性特有の薄毛には特徴がある

女性の薄毛として多いのが、次の3つです。

  • 部分脱毛
  • 分け目や生え際の薄毛
  • 全体的なボリュームダウン

部分脱毛

部分脱毛は、一般的な円形脱毛症のことです。
限られた部分であることが多いですが円形に脱毛してしまうことで、その名前がつけられています。

円形脱毛症

円形脱毛症は、ストレスによる自己免疫疾患が原因であることがほとんどです。
ストレスが溜まったり、自律神経が乱れたりすることで自分の免疫がおかしな方向に働くようになってしまいます。
本来なら攻撃されるはずのない頭皮細胞が、免疫に攻撃されることでその部分の髪の毛が生えてこなくなるのです。
ストレスが改善されると、自然に治っていくことが多いのも特徴でしょう。

全体的なボリュームダウン

分け目や生え際の薄毛、全体的なボリュームダウンは、ホルモンバランスに影響されます。
女性ホルモンは、髪の毛を美しく、長く成長させる働きがあります。
歳を重ねることで女性ホルモンが減少し、髪の毛が少なくなったり、髪の毛が細くなってボリュームがなくなったりしてしまいます。
妊娠中や授乳中もホルモンバランスが乱れやすい時です。
それと併せてお腹の赤ちゃんや母乳を作るために栄養を取られることで、髪の毛が少なくなったり、ハリ、コシがなくなったりすることもあります。
他にも、紫外線による頭皮ダメージや間違ったケアによる摩擦などの刺激、血行不良により頭皮が栄養不足になっていることも考えられるでしょう。

薄毛が目立つ部分はどこ?

生え際や髪の毛の分け目は、薄毛が目立ちやすい場所です。
髪の毛を引っ張って常に結んでいたり、同じ場所でばかり分け目を作っていたりすると、その部分の薄毛が目立ちやすくなります。
常に髪の毛を引っ張っていると、繰り返し頭皮や髪の毛にダメージがかかっている状態が続きます。
引っ張っていることが原因で起こる薄毛は『牽引性脱毛症』という名前がついています。
引っ張るのをやめれば、髪の毛が減ってしまうのを防ぐことが出来ます。
分け目がいつも同じだと、同じ場所ばかりが紫外線にさらされるようになります。
紫外線は頭皮のコラーゲンを破壊し、髪の毛の元となる幹細胞自体を消滅させてしまう恐ろしいものです。
分け目をこまめに変えたり、紫外線を浴びないように帽子をかぶったり、紫外線から頭皮を守ることを意識するとこれを防ぐことができます。
生え際や分け目の髪の毛がふんわりするだけでも印象はかなり違ってきます。
生え際や分け目用のヘアウィッグなども数多く市販されていますので、生え際と分け目の薄毛に悩んでいる女性がいかに多いかが容易に想像出来ます。

女性の薄毛のタイプで多い「全体のボリュームダウン」

生え際や分け目以外でも、髪の毛全体のボリュームがなくなるのも、女性の薄毛の特徴です。
地肌が透けて見えてしまうようにボリュームがなくなってしまうのは、髪の毛の本数が減るのはもちろんですが、髪の毛一本一本が細くなってしまうことにも原因があります。
一番の原因は、頭皮の栄養が不足してしまうことです。
加齢によって頭皮への血流が悪くなることはもちろん、食事から摂取する栄養状態が悪い、妊娠によって赤ちゃんに栄養が取られる、ストレスなどの影響で自律神経が乱れて血流が悪くなり頭皮への栄養補給が滞るなど、頭皮が栄養不足になるのにはさまざまな原因が考えられます。
髪の毛は、血液から酸素と栄養素を受け取って長く、太く成長します。
血流が悪くなると、髪の毛が成長するために必要なものが頭皮に届けられません。
血流の悪い状態が長く続くと、全体のボリュームがなくなったように髪の毛一本一本が細くなっていくのです。
それ以外に、毛穴の汚れがしっかり落ちていないのも、全体的なボリュームを無くす原因となります。
洗浄力が弱いものは毛穴の汚れを取りきれません。
反対に、洗浄力が強いものは、頭皮の潤いまで洗い流してしまって皮脂の過剰分泌を招いてしまいます。
頭皮の潤いが不足すると、自分で皮脂を出して頭皮を守ろうとしてしまうのです。
頭皮を触った時にヌルヌルしていたり、カサカサしていたりすると、洗浄力が強すぎるか弱すぎる可能性が考えられます。
シャンプー選びを見直すか、頭皮クレンジングを使用して、毛穴が本来の大きさをキープできるようにしていきましょう。
髪の毛が生えてくる根本である毛穴が小さくなってしまえば、必然的に生えてくる髪の毛も細くなってしまいます。

薄毛のタイプによって似合う髪型が違う?薄毛タイプ別オススメのヘアスタイル

部分脱毛タイプにはふんわりパーマがぴったり

部分的に脱毛しているときは、脱毛していない部分の髪の毛で脱毛部位をカバーするのがオススメです。
毛先を遊ばせたり、根元に立ち上がりを作ったり、アレンジを楽しむと良いでしょう。
長さがあると、髪の毛の重みで毛先に動きが出にくくなりますので、ショート0ミディアムボブの長さがオススメです。
パーマでボリュームや、毛先の動きを出せばいっそう脱毛部分を隠しやすくなるでしょう。
パーマは、髪の毛全体がふんわり仕上がりますし、女性らしい柔らかい雰囲気も作ってくれます。
スタイリングが苦手な人でも、手ぐしで揉むだけでOKのパーマスタイルはとっても楽チンです。

生え際、分け目の薄毛にオススメなのはショートボブ

気になる分け目が自在に変えられる上、髪の毛の重さでペタンとすることのないショートボブは、生え際や分け目の薄毛が気になる人にぴったりなヘアスタイルです。
前髪を重めにカットしてもらえば、生え際の印象が途端に若々しくなります。
髪の毛を乾かすときに、ドライヤーを根本から当てて逆だてるようにすれば、気になる生え際や分け目がふんわり仕上がります。
髪の毛を抑えるように乾かすと、髪の毛の薄い部分が目立ってしまうので、その点だけ注意してください。
こまめに分け目を変えることで、紫外線から頭皮を守ったり、生えグセを利用したふんわりヘアスタイルを作ったりすることが出来ます。

全体的なボリュームダウンには短いヘアスタイル

思い切ってショートカットなどの短いヘアスタイルにすると、全体がペタンとするのを防ぐことが出来ます。
髪の毛が少なくなってきたからこそ、女性らしく見えるロングヘアを保っている人も多いです。
ただ、髪の毛は長くなればなるほど重みが出ますので、長くすることでボリュームの無さが強調されてしまいます。
思い切って短くカットし、分け目を無くして、前髪を重たくカットすればボリュームの無さがしっかりカバー出来ます。

薄毛に悩む人が避けるべき髪型とは?

ポニーテールやお団子を毎日していると、頭皮が引っ張られてしまい、牽引性脱毛症の原因になります。
髪の毛の長い人は、できるだけ引っ張らずにヘアスタイルを整えるようにしましょう。
髪の毛をどうしても結ばなければならないときは、毎日違う場所で結んだり、引っ詰めずに緩めに結んだり、帰ったらすぐに外すように心がけてください。
極端に長すぎる髪型も、薄毛が気になる人は避けるべきです。
長くなればなるほど髪の毛の重みでペタンとしてしまいます。
ふんわりさせたいのであれば、短めの髪型が一番です。
ふんわりさせるのに、パーマヘアがオススメと書きましたが、パーマも度を越してしまうと、薄毛に拍車をかけることになります。
パーマの薬剤は、頭皮にとっての刺激物ですので、こまめに当てないようにしてください。
一度パーマをかけた後は、3~6ヶ月程度空けてから次のパーマをかけるようにしましょう。
過度な刺激は薄毛に拍車をかけてしまうものです。

ヘアカラーやブリーチって薄毛に関係ある?

ヘアカラーやブリーチをするとき、頭皮と髪の毛にとても負担がかかります。
ヘアカラーやブリーチに使う薬剤が、頭皮に付着することによって、頭皮の健康が損なわれる恐れがあります。
髪の毛の土台である頭皮が荒れてしまえば、髪の毛も健康な状態で生えなくなってしまいます。
髪の毛への作用ですが、ヘアカラーやブリーチは、キューティクルを開く原因になります。
ヘアカラーは、一度キューティクルを開いて、髪の毛の中を着色していきます。
ブリーチは、キューティクルを開いて髪の毛の色素を抜いていくものです。
ヘアカラーやブリーチによって開いたキューティクルが閉じず、開きっぱなしになると、髪の毛内部の栄養や水分が流出しやすくなり、髪の毛がどんどん傷んでしまいます。
この状態が続けば、髪の毛が細く痩せてしまいます。
そして、髪の毛の全体のボリュームがなくなったように感じてしまうでしょう。

増毛スプレーってどう?

増毛スプレーは、薄毛が気になるところに吹きかけて薄毛を隠すことの出来るスプレーです。
髪の毛の周りを樹脂膜でコーティングすることで、一本一本の髪の毛を太く見せることが出来ます。
増毛スプレーは結構昔からあり、『ふりかけ』と呼ぶ人もいます。
以前のものと比べると、精度が上がっているためスプレーしていてもバレにくくなっています。
増毛スプレーを使うメリットは、即効性の高さと手軽さです。
育毛効果はないものの、瞬時に髪の毛が増えたように見えるのが魅力です。
増毛スプレーは、使うときにちょっとしたテクニックが必要です。
髪の毛がペタンとして、地肌が見えた状態で吹きかけても自然な仕上がりにはなりません。
地肌が見えないように髪の毛をふんわりとセットし、その部分に増毛スプレーを吹きかけます。
増毛スプレーを吹きかける前にワックスやムース、スプレーを使って髪の毛をあらかじめ固定しておくと良いでしょう。
増毛スプレーを使うときの注意点ですが、髪の毛に吹きかける色のついた樹脂膜が周りに飛び散ってしまいます。
想像以上に周りが汚れますので、シャンプーハットをかぶる、ゴミ袋などを敷いて吹きかけるなどの工夫をしておきましょう。
床に飛び散ったものは拭けばすぐに掃除できますが、洋服に飛び散ると大変です。
洋服が汚れないように気をつけてから使用するようにしましょう。
慣れるまでは意外と扱いが難しいスプレーですので、出かける予定のない日に何度か練習しておくと良いです。
増毛スプレーはあくまでも一時しのぎですので、薄毛を隠すのではなく、髪の毛を本当に増やしたいと思う人は、育毛効果のあるものを使用すると良いでしょう。
スカルプローションやトニックなど、自宅で育毛できるアイテムもたくさんあります。

隠すテクニックと増やすケアを併用しよう

女性にとって薄毛は、死活問題といっても過言ではありません。
何と言っても髪は女性の命ですから。
ヘアスタイルの工夫や増毛スプレーの使用によって、髪の毛の薄い部分を隠すことは可能です。
ただ、根本的に薄毛を解決したいのであれば、髪の毛を増やすケアを一緒に行っていく必要があります。
頭皮ケアはもちろん、普段の生活習慣を見直すなど、頭皮と髪の毛が元気になれるケアを考えてみてください。
自分が薄毛になってしまう原因に心当たりはありませんか?根本的に薄毛が解消されれば、汗をかいても、帽子をかぶっても、髪の毛を気にする必要がなくなります。
泊まりがけの旅行にも堂々と行けるようになります。
育毛剤を使ったからといってすぐに育毛効果を実感できるわけではありません。
そのため、隠すテクニックを習得しつつ、育毛習慣を始めてみましょう。
そうすれば今よりももっと自分に自信を持って、キラキラと輝いた毎日を送れるようになるでしょう。