頭皮のかゆみや抜け毛に悩まされている方も多いのではないでしょうか?頭皮のかゆみと抜け毛はそれぞれで結構な問題になります。どちらか一方だけでも悩ましいものですが、両方同時に起こることもあります。
頭皮のかゆみや抜け毛というと、おそらく多くの方が乾燥を思い浮かべることでしょう。もちろん、乾燥も原因のひとつです。ただ、頭皮のかゆみや抜け毛というのは乾燥以外の原因でも起こるものです。
頭皮のかゆみをともなう抜け毛の原因はコレだ!
頭皮のかゆみだけで悩んでいる方もいれば、抜け毛だけで悩んでいる方もいることでしょう。それぞれ別の症状なので、その原因もまったく別物と思っている方も多いのではないでしょうか?しかしながら、頭皮のかゆみと抜け毛の原因というのは意外にも共通しています。
それは頭皮の状態に異常があるということです。頭皮の皮脂の量が過剰に分泌される、逆に頭皮の皮脂が不足しているといったときにもかゆみが出てきます。かゆみが出てきて頭皮をかきむしったり、フケで毛穴が詰まったりすると頭皮環境が悪化し、抜け毛も増えるようになります。
基本的に頭皮のかゆみにしても、抜け毛にしてもそれは髪や頭皮からのサインなのです。見逃さないようにしましょう。もちろん、見てみぬふりをするのもNGです。かゆみを伴う抜け毛の原因というのは、以下のようなものが考えられます。
乾燥
空気が乾燥している、シャンプーのし過ぎなど理由はいろいろ考えられるのですが、頭皮が乾燥しているとやはりかゆみを伴うようになります。冬場に何かブツブツができているわけではないのに顔や手がかゆいということがあるかと思いますが、これがまさに乾燥によるかゆみです。基本的にはこれと同じです。
頭皮の場合、乾燥するとフケが出るようになります。フケなどによって毛穴が塞がれるようになると、ヘアサイクル・毛周期に影響が出てきます。これによって、抜け毛が増えてしまうのです。
傷
頭皮というのはとてもデリケートな部分で、傷つきやすいものです。軽く引っかいただけでも傷ができてしまうものです。もちろん、摩擦でも傷ができてしまいます。
傷ができるとかさぶたができますが、かさぶたができると妙にかゆくなります。これは体感としてよくわかるという方も多いのではないでしょうか?それで余計にかいてしまうこともありますし、傷から雑菌などが入って炎症が起これば髪も抜けやすくなります。
不要な皮脂や汚れ
皮脂自体はもともと必要なものなのですが、その皮脂が過剰になると頭皮に悪影響を及ぼすようになります。皮脂が毛穴に詰まって、かゆみや抜け毛を引き起こすこともあるのです。これは皮脂に限らず、残ってしまった汚れにも言えることです。
ワックスなどの整髪料、シャンプーのすすぎ残しなどでも同じようなことが起こります。落とすべきものを落としておかないと、やはりトラブルになってしまうのです。
頭皮のかゆみ対策はコレ!
頭皮のかゆみというのは、放っておいていいことはありません。我慢できればいいのですが、寝ている間にかきむしってしまうかもしれません。かきむしってしまえば傷ができて、またかゆみが出てくるようになります。
頭皮にかゆみが出ているのであれば、やはり何かしらの対策をおこなっていきましょう。簡単にできることがたくさんありますので、実践できるものから実践していきたいものです。
頭皮の保湿
乾燥からかゆみが起こっている場合には、やはり保湿が大切になってきます。ただ、保湿といっても何をすればいいのかわからないという方も多いでしょう。実は、最近では頭皮の保湿のためのアイテムがいろいろ出ているのです。
たとえば、キュレルは頭皮用の保湿ローションを出しています。キュレル以外にも探せば頭皮用のローションやトニックなどは出てくるものです。場合によっては顔用のものがそのまま頭皮に使えることもありますので、何かひとつでも保湿アイテムを持っておくと安心です。
フケやかゆみ対策用のシャンプーを使う
最近では頭皮トラブルを抱える方が多いのか、フケやかゆみ対策用のシャンプーもいろいろ出ています。テレビコマーシャルでよく見聞きする「コラージュフルフル」などが有名です。こういったものを使ってみるといいでしょう。
もちろん、シャンプーにも合う合わないがあります。実際にサンプルなどを使ってみて違和感のないものを選んで、使っていきましょう。
シャンプーは1日1回で、しっかり乾かす
シャンプーを何度もしていると、本来残しておくべき皮脂まで洗い流してしまうことになります。そうなってくると頭皮が乾燥し、その乾燥から守るために皮脂が過剰に分泌されるという悪循環に陥ってしまいます。シャンプーは1日1回までにしておきましょう。
シャンプーをするときには、まずブラッシングをしてお湯で予洗いをします。手で泡立てたシャンプーを頭に乗せて、指の腹を使って優しく丁寧に頭皮を洗っていきます。すすぎ残しがないように、しっかりとすすぎます。
そして、タオルで髪を押さえるように水気を切って、ドライヤーで乾かしていきます。冷風と微温風を使い分けて、しっかりと乾かしていきましょう。
頭皮に爪を立てない
シャンプーのときはもちろん、頭皮がかゆいときにも頭皮に爪を立てるのはやめましょう。基本的に爪を立てると、頭皮が傷ついてしまうのです。軽くしていたつもりだったのに気づいたら血がにじんでいたということだってあり得ます。
シャンプーのときも頭皮がかゆいときも、指の腹を使います。摩擦が起こるのもあまりよくないので、軽く押さえて揺らすような感じで触れていくといいでしょう。
栄養バランスのとれた食事
ビタミンが不足で肌の調子が悪くなるといったことを経験したことのある方も多いのではないでしょうか?これと同じことが頭皮でも言えます。つまり、栄養不足にならないように、栄養バランスのとれた食事を心がけることも大切なのです。
脂っこいものばかり食べる、甘いものばかり食べる、逆にまったく食べない・・・こういった食生活は心身の健康にとっても頭皮にとってもよろしくありません。栄養バランスのとれた健康的な食生活を実践していきましょう。サプリメントなどを活用していくのもいいでしょう。
十分で質のいい睡眠
睡眠も頭皮の状態に影響を及ぼしてきます。「睡眠時間は確保してる!」という方もいるかもしれませんが、単純に時間を確保すればいいというものではありません。やはりタイミングや質も重要になってきます。
夜の10時から夜中の2時のいわゆるゴールデンタイムには寝ておきたいですし、寝る前のパソコンやスマートフォンも控えておきたいところです。現代人は睡眠の質が低下しやすい傾向にあります。意識して睡眠の質を高めるようにしていきましょう。
ストレス発散
頭皮はストレスの影響を受けます。実際に、ストレスで抜け毛が増えるといった話を見聞きしたことのある方も多いでしょう。頭皮が影響を受けるからこそ、抜け毛が増えるのです。
だからこそ、ストレスもこまめに発散させるようにしましょう。ストレス社会と呼ばれるような時代ですから、特にストレスのケアが大切になってきます。自分なりのストレス発散法を見つけておきましょう。
紫外線対策
意外に思われるかもしれませんが、頭皮というのは紫外線の影響も受けます。立っているときにお日様に一番近いのは頭です。その分、紫外線によるダメージも大きいのです。
さすがに頭皮に日焼け止めを塗るわけにはいきませんが、帽子や日傘などを使ってできるだけ紫外線をカットできるようにしていきましょう。夏場だけではなく、紫外線対策はオールシーズン必要です。
皮膚科に相談するのもひとつ!
頭皮のかゆみが尋常ではないとき、頭皮に湿疹ができているとき、いろいろな対策をしても一向に改善が見られないときには、皮膚科に相談するのもひとつです。頭皮も結局は皮膚の一部になりますので、そこで異常が起こっているのであれば皮膚科の領分なのです。
もちろん、皮膚科によって診察の結果というのは違うかもしれません。不安な方はセカンドオピニオンを活用していきましょう。実際に頭皮の問題に関しては、最終的にいくつかの皮膚科で診てもらったというケースが多いのです。
まとめ
頭皮のかゆみと抜け毛というのは、それぞれが単体でも結構な悩みになるものです。しかしながら、これらが同時にトラブルとして起こることもあります。乾燥以外にも原因がありますし、対策としてできることもたくさんあります。皮膚科に行くのもひとつの選択ですので、放置せずになんらかのアクションを起こしていきましょう。