育毛・発毛成分

ビタミンBで薄毛対策!どの様な効果があるのか?

薄毛で悩んでいる方であれば、すでに薄毛の改善のためにいろいろな情報を調べていることかと思います。その中で、ビタミンBがいいという情報を入手した方も多いのではないでしょうか。確かに、ビタミンBというのは薄毛対策に役立ってくれるものです。
ただ、薄毛対策に役立ってくれるのは何もビタミンBだけではありません。ビタミンB以外のビタミンも薄毛対策に役立ってくれるのです。ここでは、ビタミンBを含めたビタミンについてその育毛効果に迫ってみたいと思います。

そもそもビタミンとは何か?

まずは、そもそもビタミンとは何か?というところからお話ししていきましょう。言うまでもないですが、ビタミンというのは栄養素のひとつです。摂取したたんぱく質や炭水化物、脂質がエネルギーとなるようにサポートしてくれるのがビタミンなのです。
ビタミンにいつか種類があることについては、ご存知かと思います。ビタミンは全部で13種類あります。これらのビタミンは必要とされる量自体はほんの少しなのですが、その少ない量でも体を健康に保つことができる優秀な栄養素なのです。
ビタミンといえば、ビタミンCが有名です。実は、ビタミンCを含め、ビタミンの中には人間の体の中で作り出すことができないものもあります。体の中で作り出すことのできないビタミンに関しては、食事などで外から摂取していく必要があります。

ビタミンは薄毛にどんな効果を発揮してくれるの?

薄毛で悩んでいる方にとっては、育毛というものは重要になってきます。では、ビタミンは育毛も含めて薄毛にどのような効果を発揮してくれるのでしょうか。
先でもお話ししましたように、ビタミンは全部で13種類あります。その中でも薄毛に効果的だと言われているのがビタミンA、ビタミンB郡、ビタミンC、ビタミンEになります。それぞれがどのような効果を発揮してくれるのかを具体的にご紹介していきましょう。

ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE

ビタミンAは細胞に働きかけて、頭皮の健康を保ってくれる効果があります。ビタミンCには、疲労回復ややストレス回復の効果があります。ビタミンEには、頭皮の血流改善とそれに伴った髪の成長促進効果が期待できます。
ちなみに、ビタミンCの疲労回復やストレス回復の効果は、一見薄毛対策や育毛には関係ないように思えます。ただ、疲労やストレスというのは、頭皮の栄養不足を招いてしまうのです。疲労回復やストレス回復効果があるからこそ、頭皮に必要な栄養や酸素が行き渡るのです。

ビタミンB郡

ビタミンB群の中でも、ビタミンB2とビタミンB6は特に育毛に効果的だと言われています。毛母細胞の働きを活発にしてくれますし、ビタミンB2は皮脂量の調節、ビタミンB6はたんぱく質の吸収促進にも役立ってくれます。もちろん、他のビタミンB群もバランスよく摂取していくことが大切です。
また、ビオチンも育毛には欠かせない栄養素です。ビオチンというのはビタミンB7のことを指すのですが、炭水化物や脂質、たんぱく質をエネルギーに変えるためにサポートをしてくれます。ビオチンを十分に摂取することによって頭皮や髪が健康な状態を保つことができますし、髪の寿命も延びると言われています。

ビタミンが豊富に含まれている食材はコレ!

ビタミンが髪や頭皮にとってとてもよい栄養素であることはおわかりいただけたかと思います。そうなってくると、ビタミンを意識して生活の中に取り入れていきたいものです。基本的には食事で取り入れていくことになりますので、気になるのが食材です。
ビタミンはどのような食材に含まれているのでしょうか。ビタミンが豊富に含まれている食材を使って、効率的にビタミンを摂取していきたいところです。では、実際にビタミンが豊富に含まれている食材についいてご紹介していきたいと思います。

レバー

レバニラ炒め


ビタミンを摂取するといったときに、レバーを思い浮かべる方も多いことでしょう。実際に、レバーにはビタミンが豊富に含まれています。ビタミンの宝庫と呼ばれるほどです。
レバーは少量であっても十分なビタミンAとビタミンB2を摂取することができます。ビタミンA、ビタミンB2以外にも、たんぱく質や鉄分など髪に嬉しい栄養素が含まれています。薄毛対策の食材としても、かなり優秀です。

大豆

大豆


大豆には、ビタミンB群に分類されるビオチンが含まれています。ビオチン以外にも、たんぱく質やイソフラボンも含まれています。特に、イソフラボンは薄毛の原因である男性ホルモンの過剰分泌を抑えてくれます。
大豆をそのままポリポリといただいてもいいですし、豆乳や豆腐、納豆などの大豆製品を取り入れるのもいいでしょう。大豆製品は毎日の食卓に取り入れやすいかと思います。

緑黄色野菜

緑黄色野菜


ビタミンといったら緑黄色野菜という方もいるでしょう。緑黄色野菜はビタミンカラーのものが多いですが、そのカラーの通り、ビタミンを豊富に含んでいるのです。中でもビタミンAを多く含んでいるものが多い傾向にあります。
ピーマンや芽キャベツなどであれば、ビタミンCも豊富に含まれています。緑黄色野菜も食卓に取り入れやすいかと思いますので、意識して摂取するようにしましょう。

植物性オイル

オリーブオイル


植物性オイルにも、ビタミンが豊富に含まれています。いろいろな植物性オイルがありますが、最近注目を浴びているオリーブオイルが比較的取り入れやすいかと思います。普段使っている油を植物性オイルに変えてみるといいでしょう。
基本的に植物性オイルには、ビタミンEが豊富に含まれています。オリーブオイル以外であれば、なたね油やヒマワリオイルなどが挙げられます。ヘルシーなイメージがありますが、オイルですので摂取量には気を付けておきましょう。

豚肉

豚の生姜焼き


豚肉もビタミンが豊富に含まれていることで有名です。ビタミンB1をはじめとしたビタミンB群が豊富に含まれています。他にも亜鉛や鉄分などが含まれていますので、薄毛対策の食材としてはまさに最適ともいえるでしょう。
もともとヘルシーなイメージのある豚肉ですが、最近ではトンカツの美容効果や健康効果も注目されるようになっています。トンカツをはじめ、さまざまな料理に使えますし、他の食材との相性もバッチリです。

マグロ

まぐろの刺身


寿司ネタとしても人気の高いマグロなのですが、マグロの赤身からはビタミンB6が摂取できます。魚肉ということでヘルシーですし、そのまま刺身として食べられる手軽さも魅力なのではないでしょうか。
もちろん、アレンジしようと思ったらいくらでもアレンジはできます。先で挙げたオリーブオイルで軽く焼いてみてもいいでしょうし、マグロカツにしてもいいでしょう。カルパッチョのような形でもいただくことができます。

知っておこう!ビタミンの効果的な摂取法

先ではビタミンが豊富に含まれている食材をご紹介しました。ビタミンを効果的に摂取するためには、そのビタミンの性質を考慮した上での調理というものが必要になってきます。ぜひ、調理法まで意識してビタミンを摂取していきましょう。
ビタミンには、水溶性のものと油溶性のものがあります。すでになんとなく察している方もいるかもしれませんが、それぞれで適した調理法というのは違ってきます。以下で詳しくご紹介していきましょう。

水溶性のビタミンの調理

水溶性のビタミンとしては、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンといったものが挙げられます。水溶性のビタミンは、その名前の通り、水に溶けやすいのが特徴です。
水洗いや水にさらすといった行為で、せっかくのビタミンが流れていってしまいます。そのため、流れ出てしまったビタミンを丸ごと摂取できるスープがベストの調理法になります。一度にいろいろな食材を取り入れることもできますので、一石二鳥です。

油溶性のビタミンの調理

油溶性のビタミンとしては、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKといったものが挙げられます。油溶性のビタミンは、油と一緒に摂取することによって、その吸収率が高まります。
油を使った炒め物などであれば、手軽にビタミンも摂取することができます。使う油もオリーブオイルなどの植物性オイルにしておくといいでしょう。野菜炒めやレバニラなどであれば、ご飯も進むのではないでしょうか。

気を付けて!ビタミンの過剰摂取

育毛のためにビタミンを摂取するのはいいのですが、ビタミンというのはたくさん摂取すればいいというものではありません。むしろ、過剰摂取になってしまうと逆に体を悪くしてしまいます。過剰摂取には気を付けておきましょう。
では、実際にビタミンの過剰摂取によってどのような害があるのでしょうか。以下で具体的にご紹介していきたいと思います。

ビタミンAの過剰摂取

ビタミンAの過剰摂取というのは、頭皮の柔軟性を失ってしまう可能性があります。かたくなってしまった頭皮では血行が悪くなりますので、必要な栄養や酸素が行き渡らなくなってしまいます。当然、健康的な髪が育つことはありませんし、せっかく生えてきた髪も抜けてしまうでしょう。
ビタミンAの摂取上限値は1500μgだと言われています。ただ、ビタミン類の摂取量というのは正確には把握できないものです。そのため、気づかないうちに過剰摂取になっていたということもあるかもしれません。髪や頭皮の状態は細かくチェックしておきましょう。

ビタミンB群の過剰摂取

ビタミンB群というのは、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸のことを指します。ビタミンB2の過剰摂取ではしびれや痒みが出ることがありますし、ビタミンB6の過剰摂取では神経障害や感覚障害、腎臓結石などの可能性があります。
ナイアシンの過剰摂取では一時的な皮膚の炎症や全身の痒み、顔面紅潮など、さらに進むと嘔気や嘔吐、便秘、下痢、肝機能障害などを引き起こす可能性があります。葉酸の過剰摂取では、発熱やじんましんなど、さらに進むと亜鉛の吸収率の低下によって味覚障害などが起こる可能性もあります。注意しておきましょう。

ビタミンEの過剰摂取

ビタミンEの過剰摂取では、胃の消化不良を起こしてしまう可能性があります。胃の調子が悪くなると、連鎖的に腸での栄養吸収も悪くなってしまいます。頭皮や髪への栄養が不足してしまい、薄毛を進行させることにもなりかねません。
基本的に育毛というのは、体が健康であることが前提になってきます。ビタミンEに限らず過剰摂取で体を悪くしてしまっては本末転倒です。過剰摂取にはくれぐれも気を付けておきましょう。

まとめ

ビタミンにはビタミンB以外にもさまざまな種類があり、それぞれが嬉しい効果を持っているものです。育毛を考えているのであれば、過剰摂取にならないように気を付けて摂取するようにしましょう。ビタミンを豊富に含んでいる食材を今日からでも取り入れていきましょう。