女性にとって、ホルモンバランスというのは一生ついて回る問題です。
毎月のようにホルモンバランスの乱れに悩まされているという方も多いのではないでしょうか。
実は、そのホルモンバランスに薄毛も関係しているのです。
女性の薄毛というのはいろいろな原因で起こるものですが、ホルモンバランスが関係しているケースも多いのです。
ここでは、薄毛とホルモンバランスの関係についてお話ししていきましょう。
薄毛の原因とホルモンバランスの乱れる原因というのは、共通点も多いのです。
女性が薄毛になる原因
まずは、女性が薄毛になる原因についてお話ししていきましょう。
女性の薄毛の原因のひとつとして考えられるのが更年期です。
女性は40代後半あたりから更年期に入ります。
更年期というのは、女性ホルモンが減少することによって、さまざまな症状が出てきます。
更年期障害といった言葉を見聞きしたことのある方も多いでしょう。
女性ホルモンは髪にも関係しているので、女性ホルモンの減少によって抜け毛が増えてしまい、薄毛になってしまうのです。
また、食生活も女性の薄毛の原因となります。
甘いものばかり食べている、お酒をよく飲む、ファストフードをよく食べる、外食が多い・・・こういった女性は要注意です。
栄養状態が悪くなってしまうだけではなく、糖質や脂肪分の過剰摂取によって頭皮環境が悪化し、薄毛につながってきます。
ストレス
ストレスも薄毛の原因になります。
今の時代は、女性も男性に負けないくらいにバリバリと働いているものです。
それゆえに、女性の感じるストレスというのも多くなっています。
ストレスというのは、体の緊張を引き起こします。
体が緊張すると、血行が悪化してしまい、髪や頭皮まで酸素や栄養が行き届かなくなってしまうのです。
ストレスは万病のもとと言われますが、薄毛をも引き起こしてしまうのです。
ヘアケア
女性であれば、ヘアケアに力を入れているという方も多いのではないでしょうか。
しかしながら、その中で正しいヘアケアを実践できている方というのは少ないものです。
間違ったヘアケアで薄毛を進行させているような方もいるのです。
1日に2回以上シャンプーしている、トリートメントの成分を必要以上にたっぷり使っているという女性は要注意です。
シャンプーで皮脂を洗い流し過ぎてしまうと頭皮の乾燥を引き起こし、そこから皮脂が過剰に分泌されてしまいます。
トリートメントのつけ過ぎは、頭皮までコーティングしてしまって毛穴を埋めてしまう可能性があります。
これらは頭皮環境を悪化させ、逆に薄毛を招いてしまうのです。
パーマやカラーリングを頻繁にかけている女性もそれが薄毛の原因になっている可能性があります。
女性はオシャレのためにパーマやカラーリングをしている方が多いのですが、パーマもカラーリングも頭皮や髪にとっては大きなダメージとなります。
このダメージの蓄積によって、薄毛が起こることもあります。
ホルモンバランスが乱れる原因
先では、女性の薄毛の原因についてお話ししましたが、ここではホルモンバランスが乱れる原因についてお話ししていきましょう。
まず、ホルモンバランスが乱れる原因として挙げられるのが睡眠不足です。
今の時代、十分な睡眠時間と睡眠の質を確保できている方のほうが少ないのではないでしょうか。
睡眠中には、さまざまなホルモンが分泌されています。
そのため、睡眠時間が足りていないと寝ている間に分泌されるはずのホルモンが分泌されなくなってしまいますので、ホルモンバランスが乱れてしまうのです。
特に、夜10時から夜中の2時にかけてはゴールデンタイムとも言われており、この時間帯に睡眠を確保することは薄毛対策になるとも言われています。
睡眠以外にもこんなに原因が!
ストレスもホルモンバランスの乱れの原因となります。
ストレスがかかったときに、生理が遅れたり、生理が止まったりするということはよくあるものです。
これはまさにストレスによってホルモンバランスが乱れている証拠なのです。
今の時代というのは食生活が乱れやすいものですが、食生活の乱れもホルモンバランスの乱れを引き起こします。
外食で塩気の強いもの、脂っこいものをついつい食べ過ぎてしまうという方も多いでしょう。
こういった食生活は健康を害してしまうだけではなく、女性のホルモンバランスをも乱してしまうのです。
運動不足もホルモンバランスの乱れを引き起こします。
特に、社会人になると体を動かす機会というのはかなり減ってきます。
もともと現代人というのは慢性的な運動不足の傾向にありますので、それだけホルモンバランスを乱している女性も多いのです。
ホルモンバランスが乱れる原因というのは、実は薄毛の原因にもなり得るものばかりですので、ホルモンバランスの乱れと女性の薄毛というのは、リンクしているものと考えたほうがいいでしょう。
出産後に薄毛になるのはなぜか?
女性にとって妊娠出産というのは、一世一代の大仕事です。
しかしながら、出産後、薄毛に悩まされる女性も多いものです。
いわゆる「産後の抜け毛」というものです。
なぜ、産後に薄毛で悩まされる女性が多くなるのでしょうか。
実は、これにもホルモンバランスが関係してきます。
妊娠中と出産後では、女性のホルモンバランスが大きく変化していきます。
妊娠中には女性ホルモンであるエストロゲンというものがたくさん分泌されるようになります。
これによって妊娠中というのは、髪が抜けにくくなります。
しかしながら、出産後にはこのエストロゲンの分泌が急激に減っていきます。
これによって、本来であれば妊娠中に抜ける予定だった髪が産後に一気に抜けていくのです。
ホルモンバランスを整える方法はコレ!
先でもお話ししましたが、ホルモンバランスと薄毛というのは深い関係性があります。
ホルモンバランスを整えることが薄毛対策にもなるのです。
ここでは、ホルモンバランスを整える方法についてお話ししていきましょう。
生活習慣を改善すること!
生活習慣の改善というのは、健康にいいだけではなく、ホルモンバランスを整えることにもつながってきます。
まずは、栄養バランスのとれた食事を心がけていきましょう。
外食を控え、和食を中心にして、大豆製品を積極的に取り入れていくといいでしょう。
女性の中には、ダイエットで食事制限をしている方もいるかもしれません。
しかしながら、ダイエットよりもホルモンバランスを整えることのほうが重要です。
ホルモンバランスを整えるためにも、ダイエットは一旦中止にしましょう。
逆に、ホルモンバランスの乱れのせいで太りやすくなっていることもあるのです。
食生活以外でも健康を意識しよう!
また、睡眠も大切です。
睡眠時間を確保し、睡眠の質を高めていくようにしましょう。
早寝早起きをすると、セロトニンが増え、自律神経も正常化されていきます。
あとは、ストレス解消と適度な運動です。
運動はストレス解消にもなりますので、運動を習慣化していくといいでしょう。
ストレッチや体操などの簡単なもので構いませんので、体を動かすということを習慣にしていきましょう。
漢方やハーブの力を借りるのもひとつ!
基本的に生活習慣の改善で、ホルモンバランスというのは整えられるかと思います。
しかしながら、それでもイマイチ変化が感じられない、不安があるという場合には、漢方やハーブの力を借りるのもひとつです。
実際に、ホルモンバランスを整えるためのものも多く出ています。
ただ、漢方やハーブも万能ではありません。
体に合わないこともありますので、専門家に相談しながら自分に合ったものを取り入れていくようにしましょう。
妊娠中の方は特に注意しておきましょう。
まとめ
女性の薄毛とホルモンバランスには深い関係があります。
ホルモンバランスと薄毛はリンクしている部分がありますので、その関係性というものを理解した上で日々の生活を送っていきたいものです。
ホルモンバランスを整えて、薄毛もしっかりと対策していきましょう。