「タバコを吸うと薄毛になる」という話を見聞きしたことのある方も多いのではないでしょうか。
タバコというと少し前までは男性が吸うものというイメージがありましたが、最近では女性でもタバコを吸う方が多くなっています。
タバコを吸う女性にとっては、「タバコを吸うと薄毛になる」という話は当然気になるものです。
ここでは、タバコを吸う女性と薄毛の関係についてお話ししていきたいと思います。
もともとタバコというのは、体にとっていいものではありません。
この点については絶対に忘れないようにしておきたいものです。
「タバコを吸う女性が薄毛になる」は本当!
タバコを吸う女性にとっては、「タバコを吸う女性が薄毛になる」という話の真偽が一番気になるところかと思います。
結論から言ってしまうと、「タバコを吸う女性が薄毛になる」という話は本当です。
もちろん、タバコを吸う女性が全員薄毛になるというわけではないものの、確実にそのリスクはあるのです。
芸能人でもタバコを吸っている女性というのは多いものです。
たとえば、桃井かおりさんはヘビースモーカーとして知られています。
若々しい桃井かおりさんではありますが、一部では薄毛なのではないかという声も出ています。
桃井かおりさんの例がすべてというわけではないものの、身近な女性の喫煙者を思い浮かべてみると薄毛の傾向が見受けられる方も多いのではないでしょうか。
健康な髪や頭皮というのは健康な体あってのものです。
健康を害するタバコを吸っていれば、髪や頭皮にも影響が出てくるというのは当たり前のことなのではないでしょうか。
タバコが薄毛に影響する理由
百害あって一利なし、と言われるタバコですから、体によくないということはご存じかと思います。
しかしながら、なぜタバコが薄毛に影響を与えるのかはわかっていないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、タバコが薄毛に影響を与えると言われる原因についてお話ししていきたいと思います。
- 神経の興奮
- 血管の収縮
- 栄養素の減少
- 一酸化炭素
- ニコチン中毒
神経の興奮
タバコにはニコチンが含まれています。
これについては、ご存知の方も多いでしょう。
実は、このニコチンは、脳の中枢神経や自律神経といったものを興奮させるのです。
こういった神経が興奮すると、発汗や皮脂の分泌が促されます。
これによって、頭皮では汗や皮脂が毛穴に詰まる、頭皮が不衛生になって雑菌が繁殖するといったことが起こります。
これが薄毛につながってくるのです。
血管の収縮
先でもお話ししたタバコに含まれているニコチンなのですが、血管を収縮させる働きも持っています。
血管が収縮すると、血流が悪化します。
血流の悪化というのは、体温の低下も招きます。
また、血流が悪化することによって、本来であれば頭皮や髪に運ばれるはずだった酸素や栄養が行き届かなくなってしまいます。
この状態では、健康な髪というのは育っていきません。
これも薄毛につながってくるのです。
栄養素の減少
タバコを吸うと、それだけで栄養素が減少してしまいます。
タバコを吸うことによってビタミンB12が破壊されますし、ビタミンCやビタミンEといったものがムダに消費されてしまいます。
ビオチンといったものも消費されてしまうので、抜け毛だけではなく、白髪などにもつながってきます。
だからこそ、ビタミンB12やビタミンC、ビタミンE、ビオチンが多く含まれるものを積極的に摂取していかなければいけません。
というよりも、そもそもタバコを吸わなければ栄養素が減少することもないのです。
一番手っ取り早いのは、禁煙です。
一酸化炭素
タバコを吸うと、体の中に一酸化炭素が取り込まれることになります。
一酸化炭素というのは、体の中に入ると血液中のヘモグロビンとくっついてしまいます。
これによって、ヘモグロビンが酸素を運ぶのを邪魔してしまうのです。
髪の成長には、酸素というのは欠かすことのできないものです。
髪や頭皮まで十分な酸素が運ばれなくなってしまうだけではなく、体全体が酸素不足の状態になってしまいます。
これがいわゆる一酸化炭素中毒の状態になります。
ニコチン中毒
タバコを吸うと、ニコチンの影響で脳から快楽物質であるドーパミンが分泌されることになります。
タバコを吸うのをやめるとドーパミンが出にくくなってしまうので、ニコチンを求めるようになるのです。
これがいわゆるニコチン中毒の状態です。
ニコチンというのは先でもお話ししましたように、薄毛にとっては悪影響しか与えません。
ニコチン中毒になってしまうと、余計なイライラが増えるようになります。
このストレスも薄毛にとっては大敵ですので、タバコというのは本当に百害あって一利なしで、薄毛にとっても最悪としか言いようのないものなのです。
タバコをやめたい女性のために!こんな禁煙対策はいかが?
ここまで読んで、タバコを吸いたいと思う女性はいないと思います。
しかしながら、やめたいのにやめられないのがタバコというものでもあります。
ここでは、タバコをやめたい女性のための禁煙対策についてご紹介していきましょう。
思い切って環境を変えてみよう!
禁煙は大変だという話をよく見聞きするものですが、その一方で思ってもみないところで禁煙に成功したという話もあるのです。
それが環境の変化とともに禁煙に成功したというものです。
たとえば、新生活でバタバタしているうちにタバコを吸うのを忘れていた・・・といった感じです。
タバコを吸う行為というのは、言ってしまえば癖のようなものです。
癖になっているから、流れ作業のようにタバコを吸ってしまって、禁煙が難しくなるのです。
その癖を思わず忘れてしまうくらいの環境の変化というのは、禁煙にとって効果的なのかもしれません。
禁煙すると太るという考えを捨てる!
禁煙すると太るという話を見聞きしたことのある方も多いでしょう。
しかしながら、これは間違った考え方です。
禁煙によって太るということはありませんので、安心して禁煙をしていきましょう。
先でもお話ししましたように、タバコというのは栄養素を減らしてしまいます。
そのため、体は栄養不足の状態になってしまいます。
禁煙することによって栄養がしっかりと行き届くようになりますので、それに伴って体重が増加することはありますが、あくまでも健康になっている証拠なのです。
禁煙で太ったという方もいるのですが、それは実際に太っても仕方がないほど食べているというケースがほとんどです。
禁煙後というのは口寂しさを紛らわすために、食に走る方も少なくありません。
食べ過ぎれば太るというのは当たり前ですし、それは禁煙で太ったというわけではありません。
禁煙外来を利用してみる!
最近は、テレビコマーシャルなどでも禁煙外来についてよく見聞きするようになりました。
実際に、禁煙するにあたって禁煙外来というのは心強い味方になってくれます。
禁煙外来で禁煙に成功したという方も多いようです。
「お医者さんに手伝ってもらう」「お医者さんに治療してもらう」という意識があると、禁煙への意気込みも違ってくるのではないでしょうか。
自力で禁煙できれば問題ないのですが、自力では挫折してしまうという場合には禁煙外来の利用も検討しておきましょう。
こわいところではありませんので、心配する必要はありません。
まとめ
タバコを吸う女性というのは、タバコを吸わない女性に比べると薄毛のリスクがかなり高まります。
もともとタバコというのは、百害あって一利なしのものです。
薄毛対策はもちろん、健康のためにも禁煙をしていきましょう。