フィンペシアは、AGAとして知られる男性型脱毛症の治療薬になります。一般的には男性型脱毛症にはプロペシアという治療薬が使われるのですが、そのジェネリック医薬品に相当するものです。お安いということもあって興味を持っている方も多いのではないでしょうか?
ジェネリック医薬品というとなんとなく体に優しいイメージを持っているかもしれませんが、薬である以上は副作用もあります。ここでは、フィンペシアの副作用についてしっかりと解説していきたいと思います。服用前に副作用について知ることはとても大切です。
こんなにある!?フィンペシアの副作用一覧
男性型脱毛症の治療薬であるプロペシアのジェネリック医薬品に相当するものとして知られているフィンペシアなのですが、フィンペシアにも副作用はあります。しかも、この副作用というのが結構多いのです。
もちろん、副作用の発症率自体はそこまで高くはありません。ただ、服用するにあたってはやはり副作用のリスクがあることをきちんと理解しておかなければいけません。特に、男性にとっては重大な副作用となり得るものもあります。
性的な問題
フィンペシアの副作用として、まず挙げられるのが性的な問題です。フィンペシアでは性欲の減退やEDで知られる勃起機能障害などの性的な問題が副作用として起こる可能性があります。性的な問題に関しては、「副作用が起こるかもしれない・・・」といった男性のメンタルにも影響してきますので、少し厄介かもしれません。気にし過ぎないようにすることも大切です。
こういった性的な問題というのは、特に子作りを考えている男性にとっては大きな副作用となってくるでしょう。当たり前のことですが、子作りをしながらのフィンペシアの服用というのは絶対に避けるべきです。子作りを考えている方は、子作りを終えてからフィンペシアの服用を考えるべきでしょう。
頭痛や腹痛
頭痛や腹痛というのは、よくある症状です。ただ、フィンペシアの副作用として、こういった症状が出てくる可能性もあります。もともとフィンペシアというのは長期間服用することが前提になってきますので、その分、副作用も長引きやすい部分があります。
頭痛や腹痛以外にも、胃の不快感などが出るケースもあるようです。症状自体はそこまで重大ではないものの、これが毎日続くとなるとちょっとつらいものがあります。特に、もともと頭痛持ちの方や胃腸が弱いという方は注意しておきたいものです。
女性や子どもへの影響
フィンペシアは、女性や子どもが服用するのはもちろん、触れるのもいけません。フィンペシアはホルモンに働きかける薬になります。ホルモンバランスが乱れる可能性がありますし、皮膚からでもその成分を吸収してしまうことがあるのです。
すでにご家庭を持っている男性であれば、奥さんやお子さんが間違ってフィンペシアを飲んでしまったり、触ってしまったりする可能性はあります。基本的には服用する本人以外が触れられないような形で管理するようにしましょう。特に、奥さんが妊娠されている場合には要注意です。
がんリスク
フィンペシアにはがんリスクがあります。乳がんというと女性がなるものというイメージがあるかもしれませんが、フィンペシアを服用することによって男性でも乳がんのリスクが高まります。もちろん、発症率は高くないものの、注意しておきたいものです。
また、乳がんだけではありません。前立腺がんのリスクもあります。前立腺がんに関しては、フィンペシアを服用することによって前立腺がんの発見が遅れるというリスクと前立腺がん誘発のリスクがあります。もともとフィンペシアの有効成分でありフィナステリドが前立腺の薬として使われていましたので、当然のリスクとも言えるでしょう。
肝機能障害
フィンペシアの副作用としては、肝機能障害も挙げられます。もともと肝臓の悪い方がフィンペシアを服用することによって、肝機能の低下や症状の重篤化といったものが起こる可能性があります。特に、肝臓の悪い方は要注意です。
もともと男性というのはお酒の席などに付き合うことも多いですし、肝臓を酷使しがちです。そもそも薬というのは大なり小なり肝臓に負担をかけるものです。肝臓に問題を感じていない方でも注意が必要といえるでしょう。
うつ症状
男性ホルモンというのは、やる気や活気といったものを促進するホルモンでもあります。フィンペシアによって男性ホルモンに影響が出て、そこからうつ症状を引き起こすこともあります。気分が落ち込む、イライラするといったことが増えるようになることもあります。
ただ、フィンペシアですぐにうつ病になるというわけではありません。あくまでもうつ症状が出てしまうという話です。もちろん、もともとの性格も関係してくるでしょうから、不安な方は早い段階でお医者さんに相談しておきましょう。
体毛の変化
フィンペシアでは、体毛の変化を感じることもあります。これに関しては人によってさまざまな変化を感じているようで、体毛が濃くなったという方もいれば、逆に体毛が薄くなったという方もいるようです。
ただ、体毛の変化に関しては本人の受け取り方にもよります。「濃くなって男らしくなった!」という方もいるでしょうし、逆に「薄くなって手入れが楽になった!」という方もいるでしょう。副作用と見るかどうかは本人次第なところもあります。
肥満やむくみ
フィンペシアでは、肥満やむくみといった副作用も考えられます。ただ、これは臨床上では確認されておらず、あくまでもフィンペシアを服用している方個人の感覚での副作用になります。ただ、偶然というのは声が多いので何かしらの関係があるのかもしれません。
フィンペシアはホルモンに働きかける薬ですし、ホルモンというのは人間の体のさまざまなところに関係しています。ホルモンの変化が肥満やむくみといったものを引き起こす可能性は十分に考えられます。フィンペシアで体が女性っぽくなるという方もいますので、そういった変化のひとつとも考えられるでしょう。
そもそもフィンペシアの安全性ってどうなってるの?
先ではフィンペシアの副作用についてご紹介しましたが、そもそもフィンペシアという薬の安全性というのはどうなっているのでしょうか。フィンペシアはプロペシアのジェネリック医薬品に相当するという話をしましたが、国内では未承認となっていますので厳密にはジェネリック医薬品ではありません。
それゆえに、基本的には個人輸入で入手することになるのですが、そうなってくると偽物をつかんでしまうリスクが高まります。もともとフィンペシアには偽造品が多いので、質の悪い偽造品で体を悪くしてしまう可能性もあります。偽造品をつかむ可能性があるということで、個人輸入に関しては安全性の面で不十分といえるでしょう。
まとめ
薬である以上、フィンペシアにも副作用があります。さまざまな副作用が考えられますので、そのリスクを理解した上でフィンペシアの服用を決めるようにしましょう。ジェネリック医薬品に相当するものの国内では未承認の薬になりますので、安全性の面で不安のある個人輸入は避けたいところです。