生活習慣

「筋トレでハゲる」は本当?筋トレにはご注意!

マッチョ
「筋トレでハゲる」という話を見聞きしたことのある方も多いでしょうが、結論から言ってしまうとこれは本当のことです。そのため、ハゲている方やハゲる不安を抱えている方で筋トレをしている方は要注意です。
ただ、だからといって筋トレした方が全員ハゲるというわけではありません。あくまでも、筋トレをすることによってハゲる可能性があるという話なのです。

筋トレは男性ホルモンを増やしてくれる!

男性が男性らしくあるために必要なのが男性ホルモンです。筋トレをすると男性ホルモンのひとつであるテストステロンというものが増加することがわかっています。
筋トレをする男性はまさに男性らしくあるために筋トレをしているわけですから、男性ホルモンが増えるのは嬉しいところです。しかしながら、このテストステロンはハゲに関係してきます。
というのも、このテストステロンが酵素によってジヒドロテストステロンというものに変えられると、それがハゲにつながってくるのです。男性らしくあるための男性ホルモンでハゲてしまうわけです。

男性ホルモンと薄毛の関係に迫る!ハミルトン博士の実験

ハミルトン博士という科学者がいるのですが、このハミルトン博士は薄毛と男性ホルモンの関係を明らかにしてくれた人物のひとりです。かなり衝撃的なのですが、ハミルトン博士は、睾丸を取った男性の薄毛について調べていました。
ハミルトン博士がおこなった実験では、思春期以前に睾丸を取った男性は薄毛になることはなく、薄毛の男性が睾丸を取ると薄毛の進行が止まるということがわかりました。これだけでもすごいのですが、さらに驚くべきことがわかります。
もともと薄毛の男性が睾丸を取ると薄毛の進行は止まるものの、テストステロンを注射すると再び薄毛の進行が始まったのです。一方で、もともと薄毛ではない男性へ睾丸を取った後にテストステロンを注射しても薄毛になることはありませんでした。
このハミルトン博士の実験結果によって、テストステロンの量が増えると薄毛が進行するタイプとテストステロンの量に関係なく薄毛にならないタイプがいるということがわかったのです。要は、遺伝的にハゲやすいタイプとハゲにくいタイプがいるということです。

教えて!ずばり筋トレとハゲの関係は?

筋トレをするとテストステロンの量が増えるという話をしました。ハミルトン博士の実験結果を踏まえて考えると、遺伝的にハゲやすいタイプはテストステロン量が増えると薄毛が進行しますので、遺伝的にハゲやすいタイプは、筋トレで薄毛が進行するということになります。
先では、テストステロンが酵素によってジヒドロテストステロンに変えられて、それがハゲにつながるという話もしたのですが、ハミルトン博士の実験の段階ではこのことは明らかになっていませんでした。ただ、テストストロン濃度が増えたからこそ、酵素によって変えられるジヒドロテストステロンの量も増えたと考えられます。

筋トレではなく有酸素運動ならセーフ?

運動
遺伝的に薄毛になりやすいタイプは、筋トレでハゲが進行する可能性があるという話だったのですが、これはあくまでも筋トレに限っての話です。筋トレというのは、筋肉トレーニングのことで、つまり、筋肉をつけたり鍛えたりするためのトレーニングです。
要は、普通の運動であればハゲることはないのです。有酸素運動が体にいいという話を見聞きしたことのある方も多いでしょうが、有酸素運動にはジヒドロテストステロンを減少させる働きがあるという話もあります。筋トレ以外の普通の運動であれば問題はありませんし、有酸素運動はむしろ大歓迎といったところでしょう。

薄毛は気になるけど筋トレしたい!

薄毛は気になるけど筋トレしたいという方も多いかと思います。そういった場合には、プロペシアを飲みながら筋トレするというのもひとつの方法です。
プロペシアは、AGAの治療で使われる飲み薬のことです。一定の効果と安全性が認められていて、AGA治療では欠かすことのできない薬です。
プロペシアの主成分はフィナステリドというものなのですが、服用した方の半数以上に改善が見られたと言われています。改善しないまでも現状維持ができているというケースを含めれば、かなりの方に効果があります。
しかしながら、このプロペシアも万能ではありません。プロペシアは日常的に筋トレをしている方でも飲むことのできる薬なのですが、男性ホルモンを抑える薬でもあります。
男性ホルモンが抑えられることによって女性ホルモンが優位になりやすくなり、筋肉がつきにくくなるという話もあります。実際に、女性のような体質になってしまったという方もいるようです。
先でもお話ししましたように、プロペシアにはフィナステリドと呼ばれる成分が含まれており、これが男性ホルモンを抑制してくれます。その結果、抜け毛を予防してくれ、薄毛の進行を止めてくれるのです。
男性ホルモンを抑制する薬というと、筋トレへの影響が気になるのですが筋トレによる筋力強化の妨げになるという実例は今のところないそうです。ただ、実例がないだけであって、化膿性としてはゼロではありません。
プロペシアに限ったことではないのですが、薬には副作用があります。お医者さんに相談の上で、服用を決めていきましょう。お医者さんに相談の上でプロペシアを飲みながら筋トレを続けるか、有酸素運動に切り替えるかといったところです。

まとめ

筋トレでハゲるという話は本当です。ただ、あくまでも遺伝的にハゲやすいタイプが筋トレをするとハゲが進行しやすくなるという話です。
筋トレをしたからといって絶対にハゲるというわけではありません。しかしながら、薄毛が気になっている方で筋トレをしたいと思っている方は一旦考えたほうがいいかもしれません。