ハゲないために、頭皮マッサージをしてみたり、育毛剤を使ってみたりしている方は多いのではないでしょうか。確かに、頭皮マッサージも育毛剤もハゲないための立派な対策のひとつです。
しかしながら、もっと根本的なところにも目を向けていきましょう。というのも、頭皮マッサージをする前や育毛剤を使う前から当たり前のようにおこなっていた基本ケアというものがあります。
それがシャンプーとドライヤーです。毎日当たり前のようにシャンプーをして、それをすすいで、トリートメントをして、それをまたすすいで、最後には髪を乾かしているのです。
この基本的なケアを見直すことによって、ハゲを遠ざけることができるのです。ここでは、ハゲない頭髪の洗い方というものをご紹介していきたいと思います。実は、間違った洗い方をしている方が多いのです。
アウト!誰もが陥りがちな間違った髪の洗い方と乾かし方
頭髪の洗い方というのは、多くの方が間違っているものです。そして、その間違った洗い方を正しいと思いこんでいるケースも本当に多いのです。
たとえば、シャンプー剤を直接髪につけて洗うというやり方です。ハゲを気にしていないという方でもこのやり方をしていることが多いのですが、このやり方ははっきり言ってハゲやすいです。
シャンプー剤を手に取ってそれを髪で泡立てるような感覚なのでしょうが、シャンプー剤を頭皮に直接つけることによって、泡が全体に行き渡らなくなってしまいますし、あのねとっとしたシャンプー剤が頭皮に残りやすくなってしまうのです。
「いやいや!でもちゃんと泡立ってるし!」という方もいるかもしれませんが、基本的に市販のシャンプー剤というのは泡立ちやすくなっているのです。すぐに泡立つからこそ泡に紛れて、わかりにくくなっているだけなのです。
実際に、頭をシャンプーの泡でモコモコにして洗った後ですすいだら、実は洗えていない部分があったという経験は誰にでもあるかと思います。それと同じで、思わぬところにシャンプー剤が残っていることもあるのです。
頭皮にとってシャンプー剤というのは異物です。異物として頭皮に残ったシャンプー剤は、抜け毛の原因になる可能性があるのです。
また、男性であれば、お風呂に入ってすぐに頭を洗うという方も多いのではないでしょうか。服を脱いで裸になって、浴室に入りシャワーを浴びるなり洗面器にお湯を汲んで体を流すなりして、すぐに頭を洗いにかかるというのはよろしくありません。
もともと男性というのは女性ほどお風呂に時間をかけないものです。それこそ烏の行水のような方も多いでしょう。しかしながら、頭皮や髪のことを考えるなら、湯船につかっておきましょう。
湯船につかることで頭皮の汚れが浮き出てくるようになります。湯船につかって頭皮の汚れを浮かせた後で頭を洗うことによって、汚れをしっかりと落とすことができるのです。
さらに、お風呂上りに髪が濡れたまま放置して、自然乾燥させる方も多いかと思います。そもそもドライヤーなんて久しく使っていないという方もいるかもしれません。
タオルドライの後に自然乾燥というのは、頭皮にとってよろしくありません。ドライヤーを使わない分、自然乾燥のほうが頭皮には優しく思えるものですが、髪の乾かし方としては好ましくありません。
というのも、濡れた髪をそのまま放置してしまうと、頭皮の雑菌が繁殖してしまうのです。雑菌が繁殖すると、それが抜け毛に繋がっていきます。
毛穴もつまってしまいますし、それが原因で今度はリンパや血液にまで影響が及んでしまいます。リンパや血液の循環が悪化すれば、当然、頭皮や髪の新陳代謝にも影響が出ますし、それによってサイクルが乱れてしまうのです。
戦いは洗う前から!髪を洗う前から準備しておこう!
ハゲないための洗い方ということですが、実は戦いは洗う前から始まっているのです。髪を洗う前からしっかりと準備しておきましょう。
まずは、ブラッシングです。男性であれば、頭皮マッサージをするときや育毛剤を使うとき以外はそうブラシを使わないという方も多いかもしれません。しかしながら、ブラッシングは思っている以上に重要な準備なのです。
ブラッシングをすることによって、髪の汚れをブラシで取ることができるのです。ブラッシングというと髪型を整えるものというイメージがあるかもしれませんが、実は髪についたホコリやフケなどを落としてくれるのです。
花粉やPM2.5が飛散しているときなどに外を出歩くと髪がべたっとした感じになるという方も多いでしょうが、髪というのは思っている以上にホコリやゴミなどを吸着するのです。だからこそ、ブラッシングで先に落とせるものは落としておくべきなのです。これによって、シャンプーの効果がより期待できるようになります。
次に、しっかりと毛穴を開かせるということです。先でもお話ししましたが、湯船にしっかりとつかって、毛穴を開かせるようにしておきましょう。
狭いところの掃除をするのは大変ですが、広いところの掃除をするのは簡単です。狭いところではゴミも残りやすいでしょうが、広いところであれば細かいところまで綺麗に掃除することができるでしょう。
シャンプーにおいても同じです。毛穴が開き切っていない状態でシャンプーをしても汚れというのは十分に落ちないものです。しかしながら、毛穴をしっかりと開かせた上でシャンプーをすれば、汚れをしっかりと落とすことができるのです。
今日からさっそく実践!正しい髪の洗い方
では、さっそく正しい髪の洗い方についてお話ししていきたいと思います。おそらくほとんどの方にとっていつもの洗い方とは違うかと思います。ぜひ、今日から実践していきましょう。
シャンプー編
まず、シャンプーはしっかり泡立ててから使うようにしましょう。おそらくこれまではシャンプー剤を髪で泡立てていたという方がほとんどかと思います。
髪で泡立てるのではなく、泡立てたもので髪を洗っていくようにしましょう。これによって、頭の汚れがしっかりと落ちていくようになります。
シャンプーを泡立てるとなんとなく頼りない感じに思えるかもしれませんが、泡立てることによってシャンプーの伸びもよくなりますし、頭皮にシャンプーが残りにくくなります。そして、何よりも頭皮に優しいのです。
すすぎ編
当たり前のことなのですが、シャンプー剤はしっかりと洗い流すようにしましょう。当たり前のことなのですが、洗い流したつもりで洗い流せていないという方も多いのです。
シャワーでしっかりと洗い流すようにしましょう。洗面器を使うという方もいるかもしれませんが、すすぎに関してはシャワーのほうが安心です。
洗い流せずに残ってしまったシャンプーは頭皮の汚れと一緒に頭皮にとどまり続けます。言うまでもなく頭皮にとっては異物ですので、抜け毛だけではなく、フケやかゆみといったものを引き起こす可能性があります。
トリートメント編
トリートメントを地肌にもべったりとつけて、時間を置いていたという方も多いでしょう。しかしながら、そのやり方も今日から改めなければいけません。
トリートメントは地肌につけず、短時間で洗い流すようにしましょう。トリートメントは髪を保護するために使われるものなのですが、地肌にとっては好ましいものではないのです。だからこそ、髪にだけつけて、地肌につかないように早くに洗い流してしまいましょう。
最後まで抜かりなく!正しい髪の乾かし方
正しい髪の洗い方だけで油断してはいけません。最後まで抜かりなく遂行するために、正しい髪の乾かし方も覚えておきましょう。
基本的に自然乾燥はNGです。髪を洗った後にはしっかりと乾かすようにしましょう。当たり前のことなのですが、これがハゲないためにも大切なことなのです。
髪を濡れたままにしておくと、雑菌が繁殖してしまいます。これによって、頭皮に炎症が起こってしまうかもしれないのです。
炎症が広がっていくと、十分な栄養が行き渡らなくなってしまいます。そうなれば、当然、抜け毛が増えていくことになります。
そうならないためにも、まずはタオルドライからスタートしていきましょう。タオルドライというのは地味に大切な作業です。というのも、タオルドライによってドライヤーを使う時間を減らすことができるのです。
吸湿性の高いタオルで優しくふいていくようにしましょう。このときに頭皮をこすったり、髪同士がこすれたりしないように気を付けていきましょう。男らしくワイルドにガシャガシャするのはNGです。
確かにドライヤーは髪や頭皮に負担をかけますがハゲない為にはドライヤーは大切なのです。
ドライヤーはできる限り、短い時間で済むようにしましょう。微温風と冷風をうまく使い分けて、頭皮に負担がかからないように乾かしていきます。根元からしっかりと乾かしていきましょう。
そもそもシャンプーっていつしたらいいの?
目が覚めるしスッキリするということで朝シャンをしている男性も多いのではないでしょうか。実は、朝シャンというのは頭皮や髪にとっては好ましくありません。
シャンプーをすると汚れだけではなく、外の刺激から守ってくれる保護膜まで洗い流してしまうのです。つまり、保護膜のないデリケートな状態で1日を過ごすことになるのです。
また、朝はどうしてもバタバタしてしまうので、洗い残しも多くなります。朝のシャンプーというのは気持ちいいのですが、頭皮や髪にとってはデメリットばかりなのです。
夜のシャンプーであれば、寝ている間に保護膜が回復しますし、朝のように慌てることなくしっかりと洗い流すことができます。それに夜の10時から夜中の2時までのゴールデンタイムに綺麗な頭皮でいられるので、頭皮や髪がしっかりと成長できるのです。
まとめ
間違った頭髪の洗い方をしている方というのは、本当に多いのです。ハゲないために本気で対策をしたいと思っているのであれば、まずは基本的なケアとして正しい洗い方というものをマスターしていきましょう。
洗い方だけではなく、洗う前の準備や洗った後の乾かし方も重要になってきます。最初から最後まで気を抜かずに基本的なケアを徹底していきましょう。