つむじ

つむじはげに悩む10代がやるべき薄毛対策【中学生・高校生必見】

はげの問題は、ある程度の年齢になったから起きるものというわけではありません。まだ若い中学生や高校生でも、若ハゲに悩まされている人がいます。初期段階では目立ちにくいので気づかないという人もいますが、つむじはげのように地肌がかなり見えてしまうタイプもあるのです。
注意深くチェックをして早期の段階で対策をすることで改善できる可能性は高いのですが、気づいたときにはかなり進行していたというケースも沢山あります。
そうならないためにも、若ハゲについてしっかりとした知識を身につけておきましょう。
どうしてまだ10代なのに、髪が薄くなってしまうのか?一番気になるのは、やはりこの問題です。成長期なのだから、むしろどんどん増えていくのではないかと考えてしまいますが、体の成長期と髪の成長期は同じではないのです。

髪の毛は一定のヘアサイクルで生え替わる

髪の毛は一定周期で生え替わるものであり、ヘアサイクルという言葉で知られています。これはけっこう長いスパンで、成長期は2から6年、そこから2週間ほど成長が止まる退行期、そして3から4か月で完全に成長が止まって抜け落ちる休止期です。
通常なら、どの髪に対しても今ヘアサイクルが適用され、髪はどんどん生まれ変わっていきます。抜け毛が部屋に落ちているのをよく見かけるのも、このヘアサイクルが正常に機能しているからです。髪に問題が起きている人は、このヘアサイクルが乱れてしまい、一番重要な成長期が短くなっています。
髪自体が補充される成長期が短くなっても、退行期と休止期は訪れます。そうなると髪が成長しきる前に抜け落ちてしまうので、どんどん不足してしまうのです。そしてこの状況を繰り返していくと、見た目にもすぐ分かるくらい髪が薄くなってしまいます。

ヘアサイクルが乱れる原因

それではこのヘアサイクルの乱れは、何が原因で起きてしまうのでしょうか。主に次の3つの原因が考えられます。

  • 遺伝的要因
  • 環境要因
  • 男性ホルモンの活動

遺伝的要因

まず考えられるのは、遺伝的要因です。これは髪に関することなら多くの要素に絡んできます。ちなみにこの遺伝は、父方よりも母方のほうから受け継がれやすい特徴があります。もちろん遺伝的要因がすべてではなく、100%その要素が受け継がれるとは限りません。

環境要因

次に考えられるのは、環境要因です。これは周囲の環境というよりも、自分の体に起きる変化です。睡眠不足やストレスをためて生活をしている人の場合、それだけで髪がダメージを受けやすくなり、そこから回復しにくくなっているのです。またカラーリングやパーマをかけることによって髪自体がダメージを受けることも、環境要因に含まれます。

男性ホルモンの活動

最後に男性ホルモンの活動です。男性ホルモンのテストステロンは、体内で5αリダクターゼという酵素と結びつくことによって、ジヒドロテストステロンに変わります。そしてジヒドロテストステロンが毛乳頭細胞と結びついてしまうと、皮脂が過剰分泌されて頭皮のコンディションが悪化してしまうのです。
ヘアサイクルが乱れる理由にはいろいろありますが、薄毛になっている人は基本的にこれらの問題を抱えている傾向にあります。髪のことを考えるなら、まずはこれらのことについて理解をする必要があります。

あなたは大丈夫?若ハゲになりそうな人の特徴

若ハゲになる原因について知れば、実際にどんな人がなりそうなのかは見えてきます。今度はそれを具体的な例にして見ていきましょう。もしも当てはまる項目があれば、改善できるようにしてください。

  • 睡眠不足
  • ストレス
  • 脂分や塩分の摂りすぎ
  • 頭皮が清潔でない

睡眠不足

若い頃は体力もあるので、ある程度のムリができます。そのことから徹夜とまではいかなくても睡眠不足になっている人は多いです。髪にとっても体にとっても成長期のうちは、しっかりと睡眠を取らなければいけません。もちろん成長期を過ぎても睡眠時間は重要なのですが、年を取ってくると自然にムリができなくなってくるので、睡眠時間についてはそのまま改善されていく場合もあります。

ストレス

中学生や高校生にも、さまざまなストレスがあります。これも髪にとって大敵です。薄毛にはなっていないけど、まだ若いのに白髪が多い人は要注意です。少なくとも髪がダメージを受けていることは事実なので、そこから若ハゲに発展していく可能性もあるので注意してください。

脂分や塩分の摂りすぎ

ジャンクフードを好んで食べている人は、脂分や塩分の摂りすぎに注意してください。こういう食生活を続けていると、頭皮に過剰な皮脂がたまりやすくなってしまいます。それならばしっかりと頭を洗えば良いのではないかと思うかもしれませんが、そもそも乱れた食生活は頭皮自体も弱めてしまいます。皮脂の問題だけではなく、丈夫な頭皮を育てるためにも食事のバランスには気をつけましょう。

頭皮が清潔でない

頭皮を清潔にできていない人は、若ハゲのリスクが大きくなります。血流がしっかりと流れないため栄養が行き届かないこともあれば、菌が繁殖しやすく、そこからダメージを負ってしまうこともあるのです。1日1回はしっかりと髪を洗うようにしましょう。ただし洗いすぎると必要最低限の皮脂が失われてしまうので、力を入れすぎることも問題であると覚えておいてください。なにごともほどほどが重要なのです。

今からでも遅くない若ハゲ対策

もしかしかたら若ハゲになっているのかもしれない場合や、目に見えて薄毛になっていることが分かっても、そのための改善策はあるので安心してください。

バランスの取れた食生活

まずバランスのとれた食生活を心がけましょう。日々の食事が体に与える影響は大きなものです。そしてそれを続けることによって崩れた栄養バランスを整えられれば、それだけでも髪にとって大きな影響が出てきます。またバランスを整えるだけではなく、髪に効果的な栄養を重点的に摂取するようにしましょう。
各種ビタミンやアミノ酸、ほかにも亜鉛などのミネラルを意識してみてください。これらがバランス良く摂取されていれば、毛髪はどんどん元気になっていきます。もちろん土台となる体が元気である必要もあるので、睡眠時間はしっかりと確保しましょう。成長期である若いうちだからこそ、体をしっかり育てるためによく眠ることが大切です。

適度な運動

運動不足な人は、適度な運動を生活に取り入れてください。これは不眠症で結果的に睡眠時間が短くなっている人にも効果があります。体を動かして血行が良くなれば、髪に対しても栄養がしっかりと行き渡りやすくなります。栄養を運ぶための血流が滞っていたら、いくら栄養を摂取しても効率よく行き渡ることはありません。
もしも育毛剤を使用する場合は、頭皮環境のチェックも忘れないようにしましょう。頭皮に異常がある状態で育毛剤を使用すると、髪はともかく頭皮がダメージを受けてしまい、結果的に髪自体もダメージを受けやすい状態になってしまいます。
髪の対策自体は、若い人でも年配の人でもすることに大きな違いはありません。髪に栄養が行き渡りやすい環境作りを心がけましょう。適度に運動をして、バランスの良い食生活としっかり睡眠を取ることさえできれば、自然に髪のコンディションは良くなっていきます。

若ハゲと気づいたらすぐにでも行動しよう

若い人の場合、髪の問題はショックが大きいことでしょう。どうして自分がこんな目にあってしまうのかと考えてしまうかもしれません。しかし自分の生活習慣を見直してみたら、そこには薄毛になりやすい原因が沢山隠れている人も多くいます。
まず自分がどのような状況にあるのかを把握し、どこから改善をしていけば良いのか考えてみてください。その行動が早ければ早いほど、髪が受けるダメージは最小限で済ませられます。