薄毛のことが心配でたまらないという方も多いのではないでしょうか?薄毛というと、やはり多くの方が髪の状態ばかりをチェックしてしまうものです。もちろん、髪の状態をチェックすることも悪いことではありません。
ただ、髪が生えてくる頭皮の状態もぜひチェックしてみてください。というのも、頭皮の色である程度、薄毛の診断ができるのです。
今すぐ頭皮の色のチェック!
頭皮の色をチェックしてみましょう。頭皮の色をチェックしてみて、「やばい!青白い!」と思った方はセーフです。やばいどころか、理想的な状態ですので薄毛のリスクというのは低いと思われます。
頭皮の色をチェックしてみて黄色っぽいという方は、決していい状態ではないのですが、今すぐどうこうなるほど危ないという状態でもありません。今のうちに、健康的な青白い頭皮を取り戻せるように動いたほうがいいでしょう。油断はできません。
もし、頭皮の色をチェックしてみて赤いという方であれば、レッドカードです。今すぐにでも頭皮環境を整えるべく動いていくべきです。薄毛のリスクは限りなく高いと考えていいでしょう。
頭皮と血流はとても深い関係性を持っている!
頭皮と血流というのは、とても深い関係性を持っています。そもそも髪というのは、毛母細胞で作られます。その毛母細胞へ栄養や酸素を供給してくれるのが毛細血管です。血液に乗って、必要な栄養や酸素が運ばれるのです。
血流が悪化すれば、十分な栄養と酸素が行き渡らなくなってしまいます。言ってしまえば、頭皮が栄養失調の状態になってしまうのです。頭皮環境は悪化しますので、薄毛も進行していく一方です。ちなみに、血液の流れが悪くなり、滞ってしまった状態のことを漢方では「於血(おけつ)」と呼びます。
なぜ頭皮が赤くなるの?
頭皮が赤いのはレッドカードだという話をしましたが、なぜ頭皮が赤くなってしまうのでしょうか?頭皮が赤くなる原因としては、いくつかのことが考えられます。
たとえば、いわゆるドロドロ血液になっている、毛細血管が収縮している、頭皮に炎症が起こっているといったものが挙げられます。これらは基本的に不摂生やストレス、頭皮環境の悪化によって起こるものです。不健康な生活習慣を送っていれば、これらのことは誰にでも起こり得ることです。
間違った頭皮ケアにも要注意!
不健康な生活習慣によっても頭皮は赤くなるのですが、間違った頭皮ケアによって頭皮が赤くなることもあります。たとえば、シャンプーを頭皮や髪の上で泡立てる、爪を立てて洗っている、すすぎ残しがある、そもそもシャンプーが合っていないといったことが挙げられます。当てはまるものが多いという方も多いのではないでしょうか?
特に、シャンプーに関しては間違ったやり方を知らずに長年続けているという方も多いのです。また、頭皮のために使っている育毛剤などが合っていないといったケースもあります。頭皮のためによかれと思っていることが悪循環をもたらしていることもあるのです。注意しておきましょう。
健康的な頭皮を取り戻すためにできること
健康的な頭皮を取り戻すためにできることは、基本的に生活習慣の改善と正しい頭皮ケアです。生活習慣のほうは当たり前のことを当たり前におこなっていくだけです。栄養バランスのとれた食生活に、十分で質のいい睡眠、適度な運動、ストレス発散といったものを実践していきましょう。
頭皮ケアに関しては、まずは正しいシャンプーの仕方を覚えることです。ブラッシング後にお湯で予洗いし、手で泡立てたシャンプーで爪を立てず指の腹で頭皮を洗っていきます。すすぎ残しがないようにしっかりとすすぎ、ドライヤーの冷風と微温風を使い分けて乾かします。
シャンプーにしても育毛剤にしても、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。これだけでも頭皮の状態は違ってくるはずです。
まとめ
薄毛というと髪の状態ばかりを気にしてしまうものですが、実は頭皮の色をチェックすることによってある程度の薄毛診断が可能です。頭皮が黄色っぽくなっている方や赤くなっている方は、今日からでも健康的な頭皮を取り戻すために生活習慣の改善と正しい頭皮ケアをおこなっていきましょう。善は急げです。